「極上のチョコレート 〜valentineday〜」

 

2月14日。それは王女・スピカのいる王国でもバレンタインデーとして親しまれている日である。
お城のコックやシェフ、そしてスピカのお世話をしてくれる侍女たちに助けられながら、スピカは今日の日の為に、密かに手作りのチョコレートを完成させていた。
もちろん、あげる相手はただ1人。恋人の親衛隊長・レグルスである。

「レグルスさんに、喜んでいただけるでしょうか。こんなにドキドキするバレンタインデーは、初めての事で・・・・どうしましょう。レグルスさんに会う前なのに、とってもドキドキしてしまいます・・・・」

恋人が出来て初めてのバレンタインデー。スピカにとって、今までのバレンタインデーの中で一番大事な日となるのは明白だ。
どうすれば、自然にレグルスにチョコレートを渡す事が出来るのだろう?スピカは自作自演しながら考えていた。

「『あの、これ』・・・って、いきなり渡すのはおかしいですよね。えっと、『レグルスさん、今日はバレンタインデーなので』・・・って、渡すのがいいんでしょうか?」

何となくしっくり来ない。それと言うのも、レグルスの色っぽく華やかな雰囲気が、普通の感覚ではいけないと言っているような気がするのだ。
実際レグルスは類稀なる美男の為、スピカの親衛隊長となった今は城内・城外を問わず、憧れる人が多いと聞く。
更に、レグルスは女性好きのフェミニストだ。となれば、何かあっと驚かせるような事をした方が、レグルスは喜んでくれるのではないだろうか?
そうスピカは考えてみたものの、一体何をすればレグルスが驚いてくれるのかがさっぱり思い付かなかった。それと言うのも、今までレグルスが素で驚いている所を見た事がないからだ。

「うぅ〜ん・・・驚くという事は、普段しない事をすればいいんですよね。でも、それは何なんでしょう?私が、普段しない事・・・・この手作りチョコレートの時点で、普段私がしてない事になりますけれど・・・・あ。それで、レグルスさんは驚いて下さるでしょうか?」

何となく、そんな淡い期待を抱いた、その時だった。コンコンとスピカのいる部屋にノックがされたのは。

「はい、どうぞ。」

すぐにカチャッとドアを開けて入って来たのは、先ほどまでスピカが考えていた恋人・レグルスだった。

「やぁ、スピカ。お邪魔するよ。」
「レグルスさん・・・!あの、お早いですね。今日のお稽古は、もう終わりですか?」
「あぁ。おまえに早く会いたくて、仕方なかったからね。」
「レグルスさん・・・・」

スピカは驚いてレグルスを見つめる事しか出来なかった。
もちろんレグルスとこうして会えたのは嬉しいが、親衛隊の稽古や鍛錬でもっと遅くなるだろうと思っていただけに、まだ今日という日の、題すれば『レグルスを驚かせようバレンタインプラン』が完成していないスピカにとって、どうしようか大いに惑わせてくれた。

「・・今日はおまえが一段と愛しくて、ずっと待ち侘びていたんだよ・・・・やっと、こうして会えたね。」
「は、はい。そうですね・・・・私も、ずっとレグルスさんの事を考えていました。」
「嬉しいよ、スピカ・・・・ハッピーバレンタイン。」
「あ・・はい、レグルスさん!ハッピーバレンタインです・・・・あの、これ。初めてチョコレートを作ったのですが、レグルスさんさえよろしければ、どうか・・・」

結局『レグルスを驚かせようバレンタインプラン』を考える暇もなく、スピカは自然の成り行きでレグルスにチョコレートを差し出した。
レグルスがいて嬉しいドキドキと、拒否されたらどうしようという不安のドキドキで、スピカの胸の中は一杯になっていた。スピカ自身、心臓の鼓動が大きく高鳴っているのが分かる。このままドキドキしていたら、重圧がかかりすぎて押しつぶされてしまいそうだ。
スピカがそんな緊張を抱えながらレグルスを見つめると、レグルスはいつものように色っぽく微笑みながら、スピカの持っているチョコレートをゆっくりと受け取ったかと思うと、そのままスピカの手を軽く握った。

「ありがとう、スピカ。私の為に、わざわざ作ってくれたんだね・・・・この美しく、繊細な手で・・・」
「レグルスさん。そんな、『美しく繊細』だなんて・・・」
「本当さ。おまえの指は、こんなにも細くて美しいから・・・例え私が今の職に就いてなかったとしても、おまえを守りたいと心から思うよ。」
「レグルスさん・・・・」

スピカが驚いていると、レグルスは優しく微笑んでスピカの方に顔を近付けた。
それに気が付いてスピカが目を閉じたのと、唇に温かなレグルスの唇の感触があったのはほぼ同時の事だった。
唇から感じるレグルスの優しさと温かさ。それが何よりスピカは嬉しかったし、キスしながらレグルスが抱き締めてくれた事がまた嬉しくて、スピカもレグルスの背中に手を回す。

「スピカ。愛しているよ・・・・このチョコレートは、大事に食べるからね。」
「はい。ありがとうございます、レグルスさん・・・嬉しいです。」
「フフッ・・参ったね。」
「えっ・・・?」

レグルスが苦笑した事で、スピカは少し驚いてレグルスを見つめた。すると、レグルスはスピカの長い髪をそっと手で梳きながらスピカを見つめた。

「おまえと一緒にいたら、チョコレート以上におまえを食べたくなってしまった自分がいて、必死に我慢してる所だよ・・・」
「えっ!?あの、レグルスさん。私は、食べ物では・・・!」
「確かにそうだね。でも、知ってるかい?おまえの蜜の味は、とても甘くて美味しいんだよ?」
「キャッ!レグルスさん。そんな、耳元で囁かれたら、私・・・!」
「うん・・・?もう、感じてしまってるのかな?」

レグルスはそう言うと、面白そうにスピカの髪を少しかき上げて、露になったスピカの耳朶に口付けた。

「あっ!レグルスさん、ダメ・・ェッ・・・!」
「フフッ・・可愛い、スピカ・・・おいで、一緒にベッドに行こうか。」
「・・レグルスさん・・・・その。チョコレートは・・・」

手を差し出したレグルスに自然と手を伸べてしまったスピカだったが、チョコレートをすぐ傍にあった丸机に置かれてしまい、今これからの事を考えると、スピカとしては少し複雑な心境だった。
もちろん、レグルスとこれからする事が嫌な訳ではない。ただ、初めて作ったチョコレートをレグルスに見て欲しかったし、せっかくだから食べて欲しかったのだ。
スピカのそんな心中を、レグルスはすぐに察したようだ。少し悲しそうな顔をしているスピカに、レグルスは優しく微笑んでみせた。

「・・スピカ、そんな顔をしないで。おまえからもらったチョコレートを、私が蔑ろにすると思うかい?」
「それは、ないです・・・」
「そうだろう?しかも、おまえがわざわざ作ってくれたチョコレートなんだよね?」
「はい。お城で働く沢山の方に助けていただきながら、一生懸命作りました・・・」
「・・ありがとう、スピカ。嬉しいよ・・・だからこそチョコレートは大事に食べたいし、何よりそんなおまえが愛しくて、この手で抱きたかったから・・・・今は、ここに置くだけだよ?だから、心配しないで。ね?スピカ。」

レグルスにここまで言われてしまっては、スピカとしては信じるより他ない。
今までレグルスが自分を裏切った事は1回もないし、もちろん信じて良いだろう。スピカはコクンと頷いてから、レグルスの手によってそっとベッドに横になった。
そんなスピカに覆いかぶさるように、レグルスはスピカを抱き締めながらキスをした。しかし、それは先ほどのキスとは違う、深く味わうキス。互いに舌を絡めて、より2人だけの世界に入っていく。

「んっ・・ぁ・・・」
「・・おまえの肌は、いつ見ても白くて美しいね。ここも、こんなにやわらかくて・・・」

レグルスは囁くようにそう言うと、胸の部分だけスピカの着ているドレスをずらし、優しくスピカの胸をもむ。そしてすぐにスピカの胸にある桃色の頂を唇に含み、舌で愛撫した。

「あ・・っ・・・ん・・はぁっ・・・あっ・・・!」
「感じてるね。一気に固くなったよ・・・」
「うぅっ。恥ずかしい、です・・・」
「そんなことないよ。そうして顔を赤くするおまえも、また可愛いね・・・」
「レグルスさん・・・うん・・っ・・・ふ・・・!」

レグルスとどうしてもキスしたくて仕方なかった。だから、今度はスピカからレグルスの唇に自分の唇を重ねてアピールする。レグルスが好きだと、もっとして欲しいと・・・・

「・・触ってもいいかい?おまえのここを・・・」
「はい・・・!」

レグルスはスピカのその返事を聞いてから、すぐにスピカの下着の上から軽く指を触れた。そしてギュッと少し強く押し出す。

「あぁっ!」
「おや?もう濡れてしまってるね。ここ、感じるかな?」
「あっ!は、はい。感じ、ます・・・!あぁっ、はぁ・・っ・・!」
「フフッ・・可愛いよ、スピカ。それに、とってもいやらしいね・・・ほら、この音が聞こえるかな?」

レグルスは下着をずらしながら、スピカの芯に直に触れた。指を上下に動かす度にスピカの秘部が濡れていき、チュクチュクといやらしい水音を立てている。

「あぁっ!や・・あぁ・・っ・・・!恥ずかしい、です・・・!」
「・・そうだね。おまえのここが、どんどん濡れていくよ・・・もう、この下着は取ってしまおうか。」
「はい・・・!」

レグルスのされるがままにスピカは下着を取られ、ドレスも全て脱がされた。
対するレグルスも上半身のみ服を脱いで裸になり、スピカを抱き締めながら尚もスピカの芯を攻め立てる。

「うん・・っ・・・!あぁっ・・あぁっ!あ・・っ・・あぁ・・っ!はぁっ・・・あぁ・・っ・・・!気持ちいい、です・・・!」
「そうだね。それじゃあ、もっと足を広げてごらん。もっと気持ち良くなるから・・・」
「うっ。でも、恥ずかしくて・・・」
「そんなことないよ。ほら、見せてごらん?」

レグルスにそう言われると、一瞬だけ恥ずかしくなくなるような、そんな錯覚にとらわれるのはなぜだろうか?
結局スピカはレグルスの言う事を聞き、足を広げたのだが、その瞬間にまた恥ずかしくなってしまう。
しかし、時は既に遅かった。足を閉じようとしてもレグルスがスピカの太股に手を置いているのもあるし、スピカの濡れている秘部にはレグルスの顔が間近にあるからだ。

「あ。レグルスさん・・・!」
「いつ見ても、おまえのここは奇麗なピンク色をしているね・・・可愛いよ。」

レグルスは小さくそう言うと、スピカの芯にキスをしながら、舌で愛撫した。
そこから湧き上がる快感に、スピカはビクンと反応して、自然とレグルスの舌の動きに合わせて腰を動かしていた。
恥ずかしいのはもちろんだが、直に触れられる時より何倍も快楽を感じてしまうのは、やはりレグルスが上手いからなのだろうか?それとも・・・・

「あぁっ!あぁん・・・!はぁ・・っ・・ああぁっ!ああぁん・・・!」
「・・っ・・・今日のおまえの蜜は、いつもより甘いね・・・どうしてかな?」
「ああぁっ!そ、それは・・ぁっ・・・!」
「・・教えてくれるかい?この蜜で・・・」

そう言いながら、レグルスは尚も舌でスピカの芯を舐め上げた。そして、濡れている自分の秘部がレグルスの唇に吸われるのを感じる。
押し寄せる恥ずかしさの波と快楽の波に、スピカは答えたくても答えられなかった。ただただ、漏れ出るのはいやらしく愛らしい嬌声のみ。

「あっ!ああぁ・・っ・・・!ああぁっ!やぁ・・っ・・!ああぁん!あぁっ、ああぁっ・・・!」

トロトロに濡れている秘部にキスをされ、スピカはほんの少しだけレグルスから休憩をもらった。
だが、まだスピカの芯は快楽が欲しいとヒクヒクしている。そして、奥にあるスピカの蕾が疼いていた。『レグルスが欲しい』と・・・・
いやらしいと思いながらも、それを欲求しないとレグルスがわざとしてくれなさそうな気がして。だからスピカは、恥ずかしいながらも勇気を出してレグルスに言った。

「レグルスさん・・・あの。私、レグルスさんが・・・・」
「フフッ・・顔を真っ赤にしてしまって、可愛いね。スピカ・・・でも、それだけじゃあよく分からないよ?」

レグルスのこの余裕ある微笑は、『分からない』とは言ってなかった。しかし、敢えてレグルスはスピカに言わせたいようだ。
スピカはそれを察して何とか言おうと思ったが、いつもの内気さが出てしまってなかなか言えなかった。

「えっと、その。レグルスさん、の・・・それ、が・・・」
「おや?私の股間をそんなに見て、いつからそんなエッチになったのかな?おまえは。」
「うぅっ!それ、は・・・」
「アハハハハッ!ごめんね、スピカ。さすがに、少しからかいすぎたかな?・・そんなにすねないで。私の方を見てくれるかい?」
「・・レグルスさんなんか知りません・・・」

スピカは完全にレグルスがいる方とは逆の方を向いて、唇を尖らせていた。
少し怒ったスピカも可愛いな、などと思うあたり、レグルスは完全にスピカから抜け出せないと感じていた。
しかし、そんな自分に居心地の良さを感じるのもまた事実。スピカと出会い、スピカに恋をしてから、この身をスピカに捧げようと誓ったのだ。だからこそ、尚更大事にしたい・・・・レグルスは服を脱ぎ捨てて、機嫌を損ねたスピカを自分の方に抱き寄せた。

「ごめんね、スピカ。もう、そんな顔をしないで・・・おまえの欲しがっているものをあげるから。ね?」
「レグルスさん・・・じゃあ、特別に許します・・・」
「フフッ。ありがとう、スピカ。じゃあ、力を抜いて・・・入れるよ・・・」
「はい・・・!あ・・っ・・・!!」

自分の中に、レグルスが入ってくる感触。狭すぎる自分のそこに、レグルスの熱く昂ったものを感じる。
よく濡れていたスピカの秘部は、狭いながらも痛みを感じる事なく、レグルスの大きなそれを全て受け入れた。そしてすぐに、レグルスがスピカを強く抱き締めた。

「・・これで一つだね。スピカ・・・」
「はい、レグルスさん・・・愛してます・・・」
「私も、愛しているよ。スピカ・・・何度この言葉を言っても足りない位、おまえが愛しい・・・!」
「レグルスさん・・・!あぁっ!ああぁっ!あぁ・・っ!ああぁぁっ!」

レグルスが動いてから、すぐにスピカはしがみつくようにレグルスの背中に手を回した。もっとレグルスを感じたくて、離れたくないから・・・・・

「・・っ・・・よく、締め付けてくるね。おまえのここは・・・気持ち、いいよ・・・!」
「ん・・っ・・!私も、気持ちいい、です・・・!ああぁっ!やっ!そんな、奥は・・ぁっ・・・!」
「はぁっ・・でも、ここがいいだろう?ね?」
「ああぁっ!ん・・ああぁぁっ!!ああぁん!ああぁぁっ!」

レグルスの腰の動きは、どんどん速くなっていた。そしてスピカが最もよく感じる奥を、レグルスは確実に突いてきた。
こうしてレグルスが行き来する度、スピカの奥が欲しかった快楽を、もっと欲しいと告げているのを感じる。そして気持ち良さを感じているのは、レグルスも同じだった。

「ああぁぁっ!ああぁ・・っ・・・!あん・・っ!ああぁっ!ああぁ・・っ!レグルス、さん・・・!もっと・・・!」
「っ・・・!あぁ、スピカ。愛しているよ・・・!」

レグルスとスピカは、一緒に腰を動かしながら唇を重ねた。互いの舌を絡めながら、下半身も快楽でつながっている。
こうしてレグルスと一緒にいられる事が、スピカにとってどれほど嬉しくて幸せな事だろうか。快楽が幸せとなり、徐々に満ちていくのをスピカは感じた。

「ん・・っ・・!ふ・・ああぁん!ああぁぁっ!や・・ああぁっ!もう、ダメェ・・ッ・・・!」
「!・・っ・・はぁ・・っ・・・いいよ、スピカ・・・!」
「うんっ・・!イく・・ぅ・・っ・・!あっ!ああぁっ!あああぁぁぁっっ!!」
「くっ!スピ、カ・・・!」

全てが一瞬スパークして真っ白になった。そして気が付けば、すぐそこにいるのは優しく自分を見つめてくれるレグルスだった。

「・・レグルスさん・・・」
「スピカ・・・」

そのまま、レグルスとスピカは顔を近付けて軽く唇を重ねた。それから見つめ合って、互いに微笑みあう。

「・・ごちそうさま。おまえは、どんな極上のチョコレートにも負けない、甘美な味だったよ・・・」
「!!・・レグルスさん。それは、恥ずかしすぎます・・・!」
「フフッ、そうかな?・・ありがとう、スピカ。こんなに幸せなバレンタインデーを過ごせたのは、おまえのおかげだよ・・・」
「そんな。こちらこそ、ありがとうございます。レグルスさんの事、誰よりも愛してます・・・」
「スピカ・・・本当にありがとう。これは、来月のお返しは気合いを入れないとね。」

レグルスは笑顔でそう言ってくれたのだが、そんなレグルスの優しさに感謝しつつ、スピカは首をブンブンと横に振った。

「そんな、いいです!私、毎日レグルスさんのお世話になってばかりなので、こういう日じゃないと、お返し出来ない自分がもどかしくて・・・」
「それとこれとは、話が別だよ?スピカ。それに、私の場合は好きでやってる事だから。おまえを守る職について、こうしてプライベートでもおまえの傍にいられる事が出来て、本当に良かったと思っているよ・・・・私を選んでくれてありがとう、スピカ。」
「レグルスさん・・・・私の方こそ、本当にありがとうございます・・・」

レグルスとスピカは見つめ合って、再度ゆっくり唇を重ねた。抱き締めてくれるレグルスの温もりと、レグルスの唇の感触がスピカを安心させてくれる。
これからも、ずっとレグルスと一緒にいたいな・・・・スピカはそう思いながら、今日こうしてレグルスと愛し合ったバレンタインデーを忘れずにいようと心に誓ったのだった・・・・・・・・・・

 

END.


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