こんどこそパソコンは落ち着いた様子です。油断大敵?
さて、再セットアップのとき、バックアップをどう取るか、の覚え書き。
注意事項は前回におなじ(ご利用は自己責任で!)、Windows98環境下のお話です。
再セットアップをすると、PCが購入時の状態に戻ります。
Cドライブのみの再セットアップをすれば、Cドライブだけが購入時の状態に戻ります。
しかしながらPCの機能の大半はCドライブにございます。
「購入時の状態」なんてまるでまったく他人のパソコン。
今までにもらったメールとか、お気に入りのアドレスとか、失いたくないものは山のよう。
これをなくすぐらいなら調子の悪いPCを騙し騙し使ったほうがいい・・・ま、PCの調子にもよりますが。
いえ、そんなデータを失わずにすむ方法があるのですから、やってみましょう。
私がバックアップを取った/取っておくんだったと後悔したデータは以下のとおりです。
インターネットエクスプローラのお気に入り
アウトルックエクスプレスのメール
アドレス帳
ポストペットのメール、おやつ、なによりペット
IME辞書ツールの辞書
もちろんこのほかに、自分で作った普通の(?)ファイルも保存しましたよ。
たとえば自分がワードで作った**という文書、たとえばこのホームページのファイル、たとえば遊びに行ってデジカメで取った写真、とかですね。
この手のファイルの保存方法はご説明するまでもないかと思いますが、ご自分で保存なさった場所からDドライブやFDやCDにコピーしてくださいね。
ちなみに「マイドキュメント」はデスクトップ上のアイコンをDドライブにドラッグしても、
コピーはできません。
そっくりそのままコピーしたい場合は、マイコンピュータからCドライブを開いたところにある「MyDocuments」をドラッグしてコピーしてくださいませ。
「移動」は激しくお勧めしません。コピーを。
あとおまけ。上で挙げたデータのバックアップのときにはバックアップファイルをマイドキュメントに生成することがあるので、マイドキュメントのコピーは一番最後がいいかもしれません。
それから購入後にインストールしたアプリケーションは、もう一度インストールするしかないでしょうね。
そのアプリがほかのファイルを書き換えていないことがはっきりしていれば、そのアプリが入っているフォルダを保存しておけば良いとは思うのですが、それは考える(思い出す)のも面倒な上に間違えそうでしたので。
今までにダウンロードしたフリーソフトの数々も、おおもとの圧縮ファイルだけ保存して、セットアップ後はもう一度解凍からやり直すことに。
いえ、そうしないと単にファイルが多くて訳が分からなくなりそうだったので。
さてではバックアップをはじめましょう。
それぞれ再セットアップの後、復帰の方法も合わせてお話し。
Internet Explorer
まずは「お気に入り」、これは簡単。
インターネットエクスプローラを立ち上げます。
ファイル>インポートおよびエクスポート を選択。
ウイザードが立ち上がりますので「次へ」。(うちのIEのバージョンは5.50です)
そして「お気に入りのエクスポート」を選択。
エクスポート元のフォルダを尋ねられますので、一番上の「Favorites」を選択。
フォルダ構造も含めてバックアップが取れます。
もちろん、バックアップを取りたいフォルダが決まっているならそのフォルダを選べばO.K.
マイドキュメントに bookmark.htm というファイルを作って保存していいかと聞いてきます。
そのまま次へ進んで、おしまい。できあがった bookmark.htm を保存してください。
復帰させるときも同じような手順です。
IEを立ち上げ、ファイル>インポートおよびエクスポート。
ウイザードで今度は「お気に入りのインポート」を選択。
さっき作ったファイルを選べば自分のお気に入りが復活します。
このインポートは上書きではなくて挿入です(もちろん、重複するものは上書きします)。
初期設定のお気に入りは全部いらない、って方は、
初期設定のお気に入りを消してからインポートしたほうがいいですね。
混ぜてしまってからいらないものを消すのは手間でした・・・
失敗談もどき1。
C>Windows>Favorites のフォルダを丸ごと保存しておいても同じです。
実は今回私はこちらの方法しか知らなかったのです。
でもちゃんと、IEにはエクスポート機能があったのですね・・
付属の機能を使ったほうが簡単で安全で確実ですよ。ふう。
Outlook Express
アウトルックエクスプレス(うーん長い。以下エクスプレスは省略したりしなかったり)のメールのバックアップは、面倒?です。
とりあえず、Cドライブにもぐっていかないといけませんから。
アウトルックのヘルプ、バックアップの方法が書いてあるのに復帰の方法書いていないのですよね。
(私が見つけられなかっただけですかねえ?)
ひとまず、次のとおりにやりました。一応無事に復帰もしています。
まずバックアップ。アウトルックエクスプレスを立ち上げます。
ファイル>フォルダ>すべてのフォルダを最適化する を選びます。
(ここにもインポートとエクスポートがありますが、今回、これは無視です。
メッセージのエクスポートではメッセージのバックアップは取れません・・・・何故。)
最適化が終わったら、Outlook を終了します。
次に。C>Windows>ApplicationData>Identities
>{Aなんとかかんとかのやたら名前の長いフォルダ}>Microsoft>OutlookExpress
・・・面倒ですよね。
この OutlookExpress というフォルダの中に、バックアップファイルが作られています。
このフォルダをそのままコピーして保存します。
もしかすると、{A・・の長い名前のフォルダはいくつかあるかもしれません。
それぞれ OutlookExpress のところまで下りて行ってみて、このフォルダの更新日時が一番最近のものを選んでください。
更新日時はフォルダを選択したときに画面の左側に出ます。
そうでなければ右クリックしてプロパティを見ると分かります。
では、復帰の方法。
まず Outlook を立ち上げます。何も受信していない状態で、フォルダの最適化をしておきます。
(この手続きは必要ないかもしれませんが念のため)
そのあと Outlook をいったん終了します。
先ほどと同じところに OutlookExpress というフォルダがあるはずですから、保存しておいた OutlookExpress フォルダを上書きします。
もういちど Outlook を立ち上げると、今までのメールが復活しているはずです。
失敗談もどき2
この復帰方法は挿入ではなくて上書きです。
メール整理のフォルダ単位では挿入だと思いますが、同じフォルダの中では上書きです。
うっかり復帰前にメールを受信すると、復帰の際そのメールは消えてしまいます。
Outlook のローカルフォルダに新しいフォルダを作って入れておけばいいのではないかとも思いますが、
試していないので・・・
私はその日受信して受信トレイに入れておいた3通のメールを消してしまいました。
もひとつ失敗談もどき。
再セットアップ後の Outlook は初期設定、つまりHTMLメールを送る設定になっています。
危うく送るところでした。
アドレス帳
アウトルックからでもアクセサリからでもどこからでもかまわないので、アドレス帳を開きます。
アドレス帳のメニューバーからファイル>エクスポート>アドレス帳(WAB) を選びます。
ファイル名をつけて保存。それだけです。
今つくった **.WAB ファイルを保存してください。
復帰はアドレス帳を開いてファイル>インポート>アドレス帳(WAB) を選びます。
どのファイルをインポートするか聞いてきますので、さっき作った WABファイルを選択します。
これでおしまい。簡単だなあ・・・・・ふう。
失敗談3
たったこれだけのことなのに・・分からなかったのです。
原因は、Outlook のエクスポートばっかり見ていたから。
一応、Outlook のエクスポート機能でもアドレス帳のエクスポートが出来ます。
.csv という、テキストファイルにエクスポートします。
ところがこのエクスポートはフォルダ単位。
アドレス帳を5つのフォルダに分けていた私は、5分の1しかエクスポートできていませんでした。
メモ帳に全員分のアドレスをコピぺしていて本当に良かったです。ふうう。
アドレス帳の名前の一覧はコピーが出来ます。
表示されていない情報(2つ目以降のメールアドレスなど)も、コピーされます。
しかしメモ帳から1人づつアドレス帳に登録していくのは・・・面倒なことこの上ありません。
あ、WABファイルには、すべてのフォルダのメンバーが保存されます。
けれどフォルダ自体は保存されず、インポートすると全員がメインユーザーの連絡先に入ります。
Post Pet
ファイル>バックアップ。
なんてわかりやすい名前なのでしょう、うれしいです。
どの項目をバックアップするか聞いてきますので、すべてにチェック。
まあ、これを機にペットを変えたい、などというのでなければですが。
OKすると、バックアップフォルダの保存場所を聞いてきます。
ふつうはC>ProgramFiles>So-net>PostPet
for
Windows
ver.** に保存されます。
その場所でOKしてバックアップが完了したら、ポストペットを閉じます。
それから上記の場所へ行き、バックアップ**(**には日付が入ります)フォルダを保存。
このフォルダには、ペットの設定、メールなどは入っていますが、
お部屋とおやつ、そして添付書類フォルダは入っていません。
これらの中にバックアップしておきたいものがあれば、そのフォルダ(あるいはファイル)も保存。
復帰の手順はバックアップフォルダの中に書いてあります(Readme.txt)。
もちろんその前に、ポスペそのものをインストールしないといけません。
インストールして、一回立ち上げて、何かのペットが部屋にいる状態にまでしていたほうがいいようです。
Readme.txt の指示どおりに復帰させれば、ペットは今までのペットに戻ります。
お部屋、おやつの復帰方法は宝物と同じです。
インストール直後は添付書類フォルダが作られていませんが、勝手に作って差し支えないです。
これもメール受信前に復帰させないと、新しく受信したメールは消えてしまうはずです。
メルアドの設定なども復帰させてくれるところがうれしいです。
よって、インストール直後の設定のときは、アドレスやサーバ名など a@a など適当に入力して構わないのです。
@がないと受け付けてくれないですけどね。
ポスペについては特に失敗なし。ほっ。
IME辞書ツール
今回の痛恨。
これを保存すること思いつきもしませんでした・・
やり方は知っていたのに。
前回のこれを書いていて、「ほうしんえんぎ」が一発で変換できないのに呆然。
そうでした、私これ辞書登録してたんだ・・・
姫発も天化も、ましてや邑姜ちゃんなんて・・ああ、でないよう。
その点、太公望や道徳はさすがです(道徳は意味が違かろう)。
今からせっせと辞書登録するつもりではおりますが。今後のためにバックアップの取り方メモ。
なお辞書登録をしていない方はここは関係ないですね。
バックアップの取り方。
どこかで(メモ帳でもワードでも何でも)日本語を入力できる状態に。
日本語入力のときに画面右下に出るバーから「単語・用例登録」を開きます。
それからさらに「辞書ツール」を開きます。
このウインドウで、 ツール>一覧の出力。
かなり奥まったところにファイルを作ろうとしますので、場所はこちらで指定して、マイドキュメントあたりにOutput1.txt ファイルを作ります(名前は何でもいいのですが)。
これを保存します。
復帰方法。
単語・用例登録>辞書ツール を開きます。
ツール>テキストファイルからの登録 を選びます。
どこのファイルを選ぶか聞いてきますので、さっき保存したファイルを選びます。
これで辞書も復活です。
やり方分かっててもやらなきゃ意味ないもんなあ。ふっ・・
その他もろもろ
いろいろいじってバックアップを取らなきゃいけないのはこれくらいかな?
SendToフォルダの中身とかコピーしとけば良かったかな?でもたいした量じゃないしなあ。
(C>Windows>SendTo フォルダの中身は、右クリックで「送る」のメニューに出てくるものです。
私はここにメモ帳とかペイントとかのショートカットをいくつか入れていたのです)
さて、バックアップからの復帰のほかに、ソフトのインストールや接続の設定もしなければ。
接続の設定はまあすぐやるとしましょう。
もっとも私は前回少し書きましたたように無料プロバイダの接続設定をなくしていたため、
ここでかなり時間をくったのですが。
(どれがどのアカウントでパスワードかいくつか試すことに。覚えていてよかった!)
それよりソフトのインストールとアンインストール。
ほしいものも山のよう、要らないものも山のよう。
けれど復帰はぼちぼちいきましょう。
一度にあんまりたくさんのインストール、アンインストールをしないのが吉。
再起動の指示には従いましょう。
ほかのアプリケーションに異常が起きていないか、時々試しながらやりましょう。
何かをごみ箱に捨てたとき、一度再起動した後で異常がないと分かるまで、ごみ箱を空にしないよう。
逆に異常がないと確証あれば、こまめに空にいたしましょう。
・・・だけど結局、一回目の再セットアップ(というよりインストール)、
何がいけなかったのかまったくわかっていないんですよね・・・
ああ、PCってむつかしい。
まあそれでも、いろいろ失敗もいたしましたけれども。
とりあえず、再セットアップはとんでもなく難しいこと、ではない、ということで。
Cドライブだけならバックアップも取りやすいし。
おかげでCドライブもDドライブもかなり整理したし。
貴重な体験をしたわけなのでした。
長い日記にお付き合いいただきありがとうございました。(日記なんですか?>亭主)
お役に立つことが何かあったら嬉しいのですが。
分かりにくい表現、ご質問ありましたら、お気軽に。
でも同じWindows98でも、違うところもいろいろとあるのでしょうね。ふむ。