今月は 恋愛運最悪です。
男友達と仲がいい事が原因で
憧れの彼へのアタックは尽く失敗しそう。
無理に行動を起こすと嫌われてしまうかも。


普段占いなんか気にも留めないあたしがこの一節を見てはたと動きを止めてしまったのは、少し、思い当たるフシがあったから。

恋占い

  高校3年生。
彼氏いない暦18年。つまり、年齢とイコール。

この年になるまで彼氏が出来ない理由。
人のせいにするのはアレだけど、でもやっぱり、8割はこいつが原因だと思う。


亜久津仁。一応幼馴染。
何でか皆 付き合ってると勘違いしてる。

そりゃあ一緒にいることは多いけど。
だってアイツ突っ張ってるから友達いないし!
何か可哀想で、一緒にいるだけだってのに。

好きな子と話してて、いい感じって思っても、仁が来ると途端に逃げちゃうし。



……これは、何とかしなきゃ。






「オイ、
「……」
「オイ、聞こえねーのか」
「……」
「…いい加減にしろ。シカトしてんじゃねぇ」
「もうッ!!気安く呼ばないでよね!!」


あたしがいきなり叫んだので、仁は眉を寄せた。

「何なんだよテメェは。逆ギレすんな」


あたしは仁をキッと睨みつけた。

「あんたがそんなんだから皆が誤解すんのよ!!」

そうよ、休みの日に人の部屋に転がり込んで!
デートにも行けやしないじゃないの!!(相手いないけど!)


「何の話だ」
「だーかーらー!!そうやって馴れ馴れしくするから付き合ってるとか何とかって言われるんじゃん!」

仁は少し驚いたような顔をした。

「…ンだよ。そんな事かよ」
「ばか、重大問題よ!」
「言いたい奴には言わしときゃいーんだよ」

仁はつまらなさそうに言い捨てると仰向けにごろんと寝転がった。
あたしはぷうと頬を膨らまして言い返した。


「あんたのせいであたしには一生彼氏が出来ないんだ〜」


ワンワンと泣き真似をすると仁があたしの手首を掴んだ。
声を上げるのをピタリとやめて、仁を見上げる。


「…何よ」
「………そん時は…」
「え?」
「そん時は、噂を真実にしちまえばいい」
「……どういうこと?」
「…こういうことだよ」


頬に添えられていたあたしの手を避けて、仁の顔が近づいてくる。



……は?


何が起こったのか分からなかった。

顔が離れると仁はフッと笑って 部屋から出て行った。

心臓が途端にドクドクと脈打ち始めて、顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。



ちょ、ちょ、ちょっと!!!
何今の!?


いきなり近づいてきて、
キス、されて…



「こ、こんなの占いに書いてなかったじゃん…!」



だから占いなんて信じらんないの。



そして、再び書いていなかったことが起こるのは、
噂が真実になるのは、


もう少し、先のお話。

お題元:恋愛小説が書きたいあなたに10のお題

今考えると、亜久津×夢ってギャグでしかない。
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