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アカデミーのキットが続くなあ。嫌いな人御免なさい。72のメジャーマイナー機だと非常に頼れるメーカー様なんです。 今回はイギリスの代表的な攻撃機、タイフーンを作ってみました。キットは全面に良好な凹モールド。合いも良し。デカールも薄くて透けない(ただ、糊が弱いのが個人的にはイヤソ)、という理想的な内容です。キット原型はエレールのパクリと聞いた事があります…が、自分は持ってないので判りません。 |
20mm機関砲4門と2000馬力のエンジンを引っさげて戦闘機デビューを果たしたタイフーン…1941年当時としては間違いなく先進的な装備と言えたでしょう。…カタログデータ上では´,_ゝ` 結局、大口径機関砲を積む為に厚くなった主翼が仇となり、運動性、操縦性共に劣悪になってしまいます。また、水平対抗12気筒1000馬力のエンジンを上下に2つ重ねて(!)2000馬力とした(!!)セイバーエンジンは低高度でしか能力が発揮できず、なおかつ初期型は機械的トラブルが多発したせいもあり、戦闘機としては落第、との評価をうけました。 ここであきらめないのがエゲレス軍人の凄い所。「かんしゃく持ち」セイバーエンジンを改良して信頼性をあげつつ、この機体を地上攻撃機として使いだしました。頑丈で大馬力のタイフーンは地上攻撃機に適任だったようで、終戦まで活躍しています。 セイバーエンジンは回転数が上がると独特の排気音を発し、その咆哮を聞いた地上のドイツ兵を恐れさせました。 |
顎のはずれたナマズのようなタイフーン。うーん…ブサイク(笑)だがそれがいい! |
パイロットたちは「ボムフーン」なんて愛称で呼んでいたようです。Bomber+Typhoonって訳ですね。 大戦後半には主翼を作りなおした「テンペスト」戦闘機なんてのも出てきます。そっちの方もエピソードには事欠かない、好きな機体です。いつか作るぞー。 |