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出戻って初めての日本機です。いつか作ろうと思っていた鍾馗に挑戦してみました。銀塗装も初めてです^-^; ハセガワのキットの中ではかなりおじいちゃんキットのようです。合いとかは特に問題無いんですが、コクピットがバスタブ式だったり、今じゃデカールで済ませてくれるような白帯が塗装だったりと、いろいろと時代を感じます。模型も進歩しているんだなぁ。シミジミ |
メインとなる銀ですが、これにはMrカラーのメッキシルバー(¥1000)を使ってみました。キットより高い塗料ですが、普通に筆で塗ってもヤバいぐらい光ったので出費の甲斐はあったと思います。 購入した模型屋さんで「この塗料、塗装前の表面処理を徹底的にやらないと目立つぞ」と脅されたので(笑)、いつもよりは神経質に磨いたつもりです("いつも"が酷過ぎるだけ^^;)…が!…塗る前にホコリ対策もしたほうが良かったようです…orz塗面のホコリもいつもより目立ちます。 塗料自体はノビが良く、乾燥も速く、乾燥後にある程度塗装面に手を触れても大丈夫と、かなり扱い易い塗料だと思いました。 ただ、塗装面にマスキングテープを貼るのはダメなようです。細部の塗り分けの際 かなり警戒して糊を弱めて使いましたが、貼った部分は表面が剥がれたり、ツヤが無くなったりしました。 塗装面の上に他の塗料を塗るのも中々厳しい。…乗らないんですよ、他の塗料(TT) プライマー使えば良かったのかもしれませんが、銀塗装にプライマー吹くと結構ツヤが落ちる気がしたので(スプレー式のプライマーしか持って無かった)、使わずにかなり強引に塗り重ねました。 |
格闘性能に重きを置いた零戦や「隼」と違い、高速による一撃離脱戦法を第一のものとした鍾馗ですが、当時の現場ではあまり受け入れられなかったようです。 戦局が悪化するにつれ防空戦闘機として再評価され、終戦まで米爆撃機と死闘を繰り広げました。 作った機体を眺めてみると、精悍に絞りこまれた胴体に、非常に頼りなさげにも見える小さな主翼がアンバランスで面白いです。スピード以外はあからさまに二の次!に考えられているのが漢らしくてステキ(・∀・) |
マーキングは「震天制空隊」のものとしています。従って翼内機銃は付けていません。「震天…」に関してはコメントは伏せます。彼らには「それ」を行いうる情熱と動機、そして状況があった、そう思いたいものです…。(-人-)ナムナム …無塗装銀のままの鍾馗は、抜き身の日本刀のようで美しくもありますが、なにか儚げにも見えます。(自分のはいくぶんナマクラなようですが) この機が護るべきサムライ達の国の辿った、悲劇的な結末が重ねて見えるからかもしれません。 |