毎度毎度更新が滞っております…モウシワケナイ…orz 遅いながら生きております。作っております。
米ノースアメリカン社の作り上げたP−51ムスタングシリーズは第二次世界大戦における最優秀レシプロ戦闘機、との呼び声も高い戦闘機です。
もともとカーチスP−40が欲しくて、下請け増産を持ちかけたイギリスの要請に対し、発奮したノ社が「下請けするくらいなら、ワシらがもっと優秀な戦闘機を作る!」とばかりに常軌を逸した短期間で設計。最初期こそ米国産アリソンエンジンの非力さからくる低性能に悩まされましたが、後に英国製マーリンエンジンを搭載することにより最高速700km/hもの高速を誇る、連合国における最優秀レシプロ機の最右翼を占める事になります。
最優秀たりえる性能だったのか、という事に関しては今もって議論が交わされていますが(液冷ゆえ被弾に弱かったとか、燃料タンクの配置のまずさでバランス調整が難しかったとか)…ヨーロッパの奥まで侵攻する必要があった当時の連合国にあって、最長の航続力を誇り、なおかつ必要な時に大量生産&配備が出来たこの機体は、戦争そのものの行方を左右した大きな存在だったのではないでしょうか。 |