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えー、飛行機の翼の形にはいろいろあるんですが、この写真のような三角の翼をデルタ翼と申します。音速を超えた際に都合がいい形(低速飛行時には不安定になりがちな欠点も在りますが)でして、大抵の国は麻疹の如くこの形式の飛行機を一度は作ってきた過去があります。 アメリカがデルタ翼にご執心だった期間は以外と短いのですが、このF4D-1は海軍唯一の実用デルタ艦上戦闘機として50年代末に登場、その名を残しています。 ・・・なんて偉そうに書いてみましたが、実はプラモを買うまでは存在自体知りませんでした。知ったかぶりタイム、終了〜〜! どう思います?この浮世離れしたデザイン(笑)知らない人が見たら「…ウルトラ警備隊の飛行機ですか?」なんて思わず聞きかねない、今の目には非常に斬新に見える飛行機です。 余談ながら有名なプロモデラー、MAX渡辺御大が新人の頃、バルカン(スカイレイに似た形の英爆撃機)の作例を見て「これ、なんのアニメに出てくるんですか?」と訊ねたエピソードを読んだことがあります(´・ω・`) |
買ってから調べた結果、当時としては高性能だった事が判り…ちょっぴり意外でした。速度記録と上昇記録のレコードを作ったこともあるようです。幸運にも実戦は経験しなかったようですが、台湾をめぐって米中が緊張した際は、中国空軍のMiG戦闘機に対し150回以上のスクランブル発進を行った…と、プラモの説明書には書いてあります(笑)世傑も出ているし…スカイレイ、侮れぬ男よ…(誰やねん) しかしまぁ、このカタチはスペースの限られる空母で運用するには相当無理があったのでは無いでしょうか。ホンのちょっぴり翼を折りたためたりはしますが・・・。 正直なところ「デルタさえ使っていれば後はどうでもいいや」的な、結構ヤケクソなノリで作られたのではないでしょうか。…だったらかっこいいなぁ(笑) |
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