|
|
ロシアの(この場合ソ連、の方がしっくりきますね)攻撃ヘリ、ミル24「ハインド」E型を作ってみました。 実機は元々ミル8「ヒップ」輸送ヘリの装甲化武装化のような形で70年代に登場し、その後コクピットのタンデム化や搭載ミサイルのアップデートを繰り返してこのE型に至ります。 機体の特徴としては兵員輸送用のキャビンが設置されている点が挙げられます。いきおい鈍重になる事で機動性は西側の純戦闘ヘリと比較して劣りますが、就役して30年あまりも立つ今日においても最新バージョンのハインドがキャビンを持つ事から考えると、ソ連軍のドクトリンに適合した、有れば有るなりに便利な物なのかもしれません。 改めて考えると西側の攻撃ヘリがタンクバスターとして特化していったのに対し、このヘリはあくまで随伴歩兵を伴って対地支援をメインに行う『空飛ぶ戦車』として運用されてるような気がします。 この機を一躍有名にしたのは82年のソ連軍のアフガン侵攻でしょうか。高低差が激しく地上車両が動きにくい彼の地において縦横無人に飛び回り、重武装で重装甲のこのヘリは戦争序盤から中盤にかけて、ゲリラに最も恐れられた兵器だったのでした(戦争後半はゲリラ側に西側最新鋭の携帯ミサイル「スティンガー」が供与され、かなりのハインドが堕とされています('A`)) |
|