ハセガワ:アビアS.92



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 チェコスロバキアのドサクサまぎれジェット機、アビアS−92を作ってみました。

 なぜドサクサ紛れなのか…知っている人も多いと思いますがこの飛行機、元はドイツが二次大戦中に配備したメッサーシュミットMe262なんですね。チェコスロバキアはなかなか工業大国でして戦時中はドイツ製兵器の生産の一旦を担ってたのですが、ドイツの敗戦で残されたラインと部品を戦後ちゃっかり自国の物として売り出した訳です^^;

 同様のちゃっかりウエポンにMe109を再利用、多少の魔改造を施して売り出したS−99なんてのもありますが…戦争が終わって兵器が余るのは戦勝国も同じな訳でして、チェコのこの一連の飛行機達は中東戦争勃発で兵器が買えず、なりふりかまわず武器を買っていたイスラエルがS−99を購入した以外はまったく売れず、歴史の影に消えていったのでした(つД`;)
 元となったMe262はドイツが実戦化した初のジェット戦闘機でして、大戦後半に登場して連合軍爆撃機の迎撃に猛威を振るいました。機首に4門集中配置された30ミリ機関砲は初速が遅く、命中させるのは困難でしたが、一発の命中弾で空の要塞B−17を戦闘不能に出来る強烈な武器だったようです。

 対戦闘機戦でもそのスピードを生かした一撃離脱戦法で敵パイロット達には恐れられましたが、搭載されたジェットエンジンは急激な加速をすると焼きついて止まる厄介なシロモノで、扱いに慣れてない未熟なパイロットが乗った場合は機体の性能を生かしきれずに喰われるケースが多々あったようです。
 
 キットはハセガワのMe262のデカール変えキットです。前から作ってみたい機体だったのですが迷彩が面倒くさそうだったのでこのキットにしました´,_ゝ`)
 製作にあたって特に問題は無かったように思います。

 ギラギラのメタリック感を出したかったので見よう見まねで研ぎ出しに挑戦しましたが…あんまり効果出てないような気が('A`) 何度か練習しないとダメぽですね〜。

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