建て替えを目前にした木造校舎が舞台。 正直な話、オレらの年代にこの舞台設定はあまり馴染まないような気がします。
絵柄は色使いが薄めで作品の雰囲気には合っているものの、少々パワー不足の感があります。
主題歌は作品の雰囲気に合っていて、出来栄えバッチリです。 特にヴォーカルコレクションに収録されているア・カペラVer.は必聴!
シナリオはまったくコメディ色ナシのシリアス路線です。 ヒロインと結ばれるのもエンディング直前の1回限りになっています。 にもかかわらず、攻略可能キャラが3人って少ないのでは?
・キャラ別の感想など
1. 里浜 蛍 いいんちょ。 前半はちっともアルバム委員の仕事をしないヒロインに対して、なんとか仕事をするように説得することになります。 当然、好感度が上昇すると思われる下手の選択肢ばっかり選ぶのですが、ちっとも態度が変わりません。 明らかに相手が悪いにもかかわらず、下手に出ていてその態度ですか? ハッキリ言って苦痛でした。 説得に成功した後の展開は普通ですが、それまでが長すぎます。
2. 三崎 奈緒 ソフトボール部キャプテン。 当初はこのキャラがツボにハマると思っていたんですが、あっさりと裏切られました。(´`; キャラ自体にもそれほど魅力を感じなかったし、なによりこのシナリオでは親友の溝口 皆実を見るに耐えません。(苦笑)
3. 長沢 伶 図書委員。 当初は敬遠気味だったんですが、プレイしてみて評価は一変しました。 一番まともな性格してるし、シナリオも無難にまとまってます。 あと、特筆すべきはHシーンの濃さですかねぇ。(爆)
シナリオが3人ともきっちり色分けされてるのは良いのですが・・・ それぞれのシナリオで親友の皆実の立場が違いすぎます。 確かに脇役はシナリオを盛り上げるための存在だと思いますが、製作側の都合で役割を変えすぎです。 これでは全然キャラが生きていません。 「ああ、作られたキャラだな」と思うだけです。
う〜ん・・・ かなり厳しい評価になってしまいました。 オレはシリアス系のシナリオには評価が厳しくなるのでしょうか?
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