トラヴュでは初めてのアドベンチャー以外のテーブルゲームです。 いわゆるドンジャラです。 なお、シナリオはこれまでに尽くしてあげちゃうシリーズで登場したキャラたちの後日談となっています。
原画は尽くしてなので必然的に志水氏。
・ポンジャラパート プレイヤーは点数が0になるまでゲームオーバーになりませんが、ゲームクリアはプレイヤーが上がるだけです。 つまり、全く点数を稼ぐ必要がありません。 それから、点数を使用してアイテムを入手できるようになっていますが、アイテムなんぞ不要です。 どんなに安い手でも上がればそれでいいんですから。 ついでに言うとCPUも弱く、難易度が低すぎてゲームになっていません。 メインはポンジャンであるはずなのに、繰り返し遊ぶための要素が全くありません。 通信対戦機能でもついているなら話は別でしょうが・・・ この程度のゲームでCPUと遊ぶ気になど全くなりません。
・アドベンチャーパート 尽くしてシリーズに登場したキャラたちの後日談なわけですが・・・ 本編と別人になっているキャラが数名。 HAPPY END後(正確には途中になるわけだが)の姫子があんなに馬鹿なわけがない。 彼女は耕司の体を自分で何とかしようとして、医者になるための勉強に必死になっているはずです。 それから、ハーレムにはとうとう拒否反応が出始めました。 もともとハーレムはそれほど好きではなかったんです。 ただ、みんながみんな主人公の事を好きになったのには理由があるわけで、そういうことなら、と納得していたのです。 それが今作は「あなた」とは。 これではただHしたいだけの馬鹿女じゃないか・・・ オレがこれまでトラヴュ作品を購入してきたのは女の子側の心理描写などが巧みで面白いと感じたからです。 これまではHでラブラブと言われていましたが、このハーレムはただのHでしかない。 今後はこういった事が無いようにしていただきたいものです。
・システム これまでで最低です。 おそらくポンジャンのために既存のシステムが使用できず、別のシステムを使ったためだと思われますが。 ポンジャンの出来が全くなってなかったとあれば、システム面の使い勝手もマイナスにしかなりません。 特にひどかったのが既読時のアドベンチャーパートのスキップ。 未読でもスキップされますので。 まぁ、オレとしてはありがたかったんですけどね。(爆) 他はバックログを読む事すら出来ない。
・総評 一部のキャラのアドベンチャーパートは面白かったんですが。 ポンジャンパートやハーレムなどで相殺されてしまうレベルです。 1回プレイしたらあとはどうでもいい作品です。 初回特典のカードもルールが非常に分かりにくい上、ゲーム本編と似たつくりになっているため、余計な誤解が生じます。 つまり、とても遊べたものではないって事です。 トラヴュ作品でこれほど裏切られたと感じた作品は初めてかもしれません。
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