この作品もKanon同様、KEYの18禁ADVです。 この作品も全年齢対象版(Win)もDC版も出てます。 この作品はKanonが良ければ、やろうと思ってました。 ほとんど値下がりしないので、しばらく購入するのをためらっていましたが。(笑) 今は思い切って購入して正解だったと思います。
作品全体のテーマは家族愛であり、男女間の愛の話ではありません。 そのためこの作品はなかなかシナリオが難解だと思います。 考察するのも面白いのですが、このサイトには似合わないので(笑)考察は人任せにして感想をメインにします。
オレはこの手のゲームはシナリオを楽しむ事が目的だと思ってるので最初から攻略を見てプレイしました。 また、プレイ前から3部構成だと分かっていたので一番重要そうな御鈴は後回しにしました。
・キャラ別の感想など
1.遠野 美凪 攻略の通りにやったらBAD END突入してしまいました。(^^; しかも攻略ではこのエンディングがTRUEとなっており、それを信じてたものだから・・・(T_T) おかげで、ものすごい消化不良を味わう事になりました。 だってさあ・・・駆け落ちと言うと聞こえはいいけど、実際は町を捨てて逃げてくんだもん・・・ (駆け落ちって本来はそんなものだっけ?) 逆にTRUEのほうは一番理想的とも思える展開で、ホッとしました。 お約束と言えばそれまでだけど、このシナリオが一番身近に感じられました。 別れを正面から受け止めて、明日に向けて一歩を踏み出す・・・ 「そうだよなぁ、こうやって生きていくんだよなぁ」って思います。
2.霧島 佳乃 省略していいっスか?(マテ) いや、だって・・・印象薄いんだもん・・・(オレの中で、だけど) 往人や佳乃の幸せが優先されてるから恋愛感情が一番前面に出てますよね。 悪くはないんだけど、わりとありがちで終わっちゃう気がします。
3.神尾 御鈴 ・・・・・・なんというか・・・ ものすごいスケールの話でしたね。 DREAMを終えた時点では「なんだ、これだけか・・・。Kanonのほうがもっと良かったよ・・・・」などと思ってました。 ところが・・・DREAMなんてプロローグにすぎませんでした。 正直言ってこの作品を読み誤ってました。 最後までプレイしてからはかなり高く評価しています。 「EVE burst error」より上だ!という意見の方がいるのも納得できました。 (オレはさすがにそこまで思いませんでしたが) それぞれが、自分以外の存在の幸せのために生きている。 そして、その存在が幸せである事が自分の幸せである。 そんなキャラばかりだったと思います。 こういうところはホントに泣けます。
この作品はあえてあまりネタバレを書きませんでした。 この作品は実際にプレイしてこそ真価を発揮すると思いますし。 テーマが家族愛なのが個人的にポイントが高い部分です。 萌えゲーは数あれど、そういったものとは本質を異にするこの作品が好きです。
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