■ 行動.1 ログイン・パスワードを変更する
既にパスワードも変更されていてログインすら出来ないぜ・・・・という場合は3番へ。
まずは少しでも被害を少なくする為に、ログインパスワードをなるべく複雑で不規則な文字列に変更しましょう。
PCが二台以上ある場合、ウイルス感染の疑いがないPCがあれば、そちらで変更作業を行った方がいいです。
■ 行動.2 ゲーム内でGMに被害を届け出て、ハックされたアカウントに「ログイン制限」をかけて貰う
ここで重要なのは「被害をGMに届け出た」という事実を作るコトです。
取られたものが戻るのか、などの問答はココではやりません。
被害を最小限で抑えるように、ハックされたアカウントにログイン制限をかけて貰うようにお願いしましょう。
「こちらでは対応できないので、サポセンにメールしてね」とメルアドを教えられるかもしれませんが、
熱くならずに素直にメルアドをメモって、GMとの話を終わらせましょう。
ここで騒ぎ立てても時間の無駄です。
対応したGMの名前は確実にメモしておきましょう。
会話履歴も残しておくのが◎
■ 行動.3 サポートセンター(問い合わせ窓口)に被害を届け出る
ここでも再度、アカハックを受けた件とアカウントのログイン制限の要請を出します。
ここまではスピードが命なので、不必要に沢山の情報を書き込む必要はありません。
最低限の被害と要望のみを送りましょう。
GMにも既に届け出てますよ、というのもアピールしておきましょう。
送る内容については、だいたい下記の項目でいいと思います。
・ 実名
・ 自分の使用しているプロバイダ名
・ 自分のクライアントホスト名 ( できれば )
・ ゲームIDとパスワード
・ プレイサーバ
・ GMに報告している場合は、対応したGMの名前
・ 被害内容
・ 気がついた時期と、出来ればハックされた大まかの予想時期
・ 該当アカウントのログイン制限
緑色の部分については、メールを送るPCの安全が確認されている場合のみ記入。
アカハックを受けているというコトは、感染していたりキーロガーを仕掛けられたりしている可能性もあるので
安全が不確実な場合は、本名は書かないこと。
プロバイダ名とは、YahooBB、ODN、nifty、BIGLOBEなど、自分が契約している接続会社の名前です。
クライアントホストは、分からなければ確認くんで調べましょう。
串をさして常にログインしている場合は、その旨も連絡。
■ 行動.4 PCの確認、原因究明、復旧
この手のタイプは、仮に感染していたとしてもPCを破壊する系統のウイルスではないコトが多いので、
PCから回線を抜いてネットワークから遮断してしまおう。
ワイヤレス付きの場合は、当然ワイヤレス機能もオフに。
とにかく怖い人は、自分の家のルーターの電源も落としてしまおう。
次に、自分のPCを操作してウイルス・スパイウェアなどがないかを確認してみる。
その手のソフトがインストールされていない・・・・という論外な場合は、ネットカフェにいってソフトを落としてこよう。
オススメなのは・・・・
オンラインスキャン : カスペルスキー ( ネット上で無料で感染検査ができる )
ウイルス対策ソフト : avast! 4 Home Edition ( 無料で高性能なウイルス対策ソフト ) 更新ファイル
スパイウェア検査ソフト : Ad-Aware 2008 Free ( 無料で高性能なスパイウェア対策ソフト )
インストール後に完全検索(検査)をして、感染箇所がないかを徹底的にチェック。
感染場所が見つかったら、メモを取ってから消去しましょう。
まったく異常が見つからない場合は、思い当たる節がないか(ネカフェ・アカ共有・ファイル共有ソフト使用など)を考えてみましょう。
PC知識に自信がない場合については、外付けHDDに必要最小限のデータだけバックアップを取って
再セットアップ(リカバリー)をかけてしまおう。
この際、外付けHDDには感染しているデータが存在する危険性もあるので、取り扱いには注意しよう。
信用の置けるPCに詳しい人物に、外付けHDDのデータを見てもらいクリーニングしてもらうのが一番です。
■ 行動.5 光栄( 運営側 )の連絡を待ち、対応していく
ここからは、相手の対応に合わせて動いていくコトになります。
感情的になって暴言をはいたり、自分の主張だけを「演説」したりしても良い方に向くことはありません。
単純に被害届けを出したいだけの場合は、ID変更などの手続きを光栄に依頼しましょう。
そこで話は終了です。
6番以降は、データ復旧を強く希望していて、
光栄(運営会社)に消失したお金・アイテムの復旧を拒否された場合の対応です。
失ったお金・アイテムを取り戻すまで根気強く、警察を使う覚悟がある場合のみの話となります。
■ 行動.6 警察に被害を届け出る
繰り返しますが、企業(運営会社)がデータ復旧を拒否した場合に限ります。
警察に「不正アクセスで被害にあった」 「アカウントの利用権を侵害された」という被害届けを出しましょう。
サイバー対策云々などではなく、普通に生活安全課で話すコトになります。
調査が開始すれば、警察が光栄に対して事件の捜査協力を要請しますので、そこで運営側も動きだします。
( こういうケースで、企業が捜査協力を拒否するケースは少ない )
警察では次の内容を質問されると思いますので、あらかじめまとめて準備しておきましょう。
・ 被害の内容
・ 発生した時期
・ 被害の程度
・ 犯人を追求するか、それとも不正アクセスであったコトの証明だけでいいか?
犯人をタイーホするか、という話ですが相手が中国等の悪徳RMT業者だった場合など、
国外からの不正アクセスの場合はタイーホできません。
「犯人はタイーホしなくていいから、被害が不正アクセスであったコトを証明しデータを復旧して欲しい」
というケースが大半だと思うので、その旨も伝えましょう。
犯人逮捕云々をしない限り、新聞にのったり、裁判云々な話になったりするコトはありません。
数回警察に説明するだけですが、最低でも初めと終りの2回は直接警察に呼ばれると思います。
【注意点】
パスワードが「1234」「1111」など、あまりにもセキュリティが脆弱であった場合や、
他人とアカウントを共有している場合などは、ユーザー側の過失を取られて復旧がなされないケースもあります。
また、自分の膨大なアクセスログを調査されるので、アカウント共有やRMTなどの行為を行っていた場合は
それが発覚する可能性が大です。
自分にやましいコトがある場合は、大人しく諦めましょう。
■ 行動.7 光栄(運営会社)にデータ復旧を約束させる
お金やアイテムを奪われれば、今まで行っていたゲームプレイはほぼ不可能となります。
「サービスを正当に受ける権利」を主張し、不正アクセスが確認された場合はデータを復旧するように要請しましょう。
ここまでくれば、あとは警察と運営会社が捜査を進めていき、進展状況を定期的に受ける形になります。
アクセスログの調査、公的文章の作成、情報開示請求など時間がかかります。
せかしてどうにかなるものでもないので、大人しく経緯を見守りましょう。
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