・ そもそもお尋ねにならない事のある仕様はバグなのか?
私も「バグ」と書いてしまったのでアレなのだが、そもそもこれはバグなのだろうか?
光栄のバグを直すスピードが比較的早いことは、私だけの見解ではないと思う。
ルビのフリガナさえ頻繁に直すのは、むしろ驚異的といっても良い。
ユーザーの意見を聞きすぎてバランスがおかしくなる、という話すら出るほど、ユーザーの言うことに耳を傾ける企業である。
( 中国人業者による問題は、ダイレクトに収支に関わる問題なのでここでは列外としておきます )
今回の件で「城攻めをしてもお尋ねにならない事がある」というのは、相手方に知らない人が居たようだけど、
城攻めに関わる人間の間ではかなり有名な話で、何年も前から出ているような話である。
そして、城攻め云々のトラブルは烈風だけのトラブルではないだろうし、
全鯖を通して、今までに光栄に連絡がいっていないとはとても考えにくい。
となると、これはそもそもの仕様であって、バグではないのかもという話も出てくる。
何故なら、城攻めの攻防有利は異常なまでに傾いている。
攻撃側がお尋ねになっていない場合は、防衛側には一切の有効的な妨害手段がない。
逆に、お尋ねになっている場合は、防衛側は相手を思うがままに支配できる。
徒党を組んで撃退することもできるし、ソロでもペアでも相手を交互に叩きまくって足止めを延々とすれば
正直お尋ね側には対処のやりようがない。
防衛側は自国ということで走ることも出来るし、わずかな人数がいれば、
装備がなくても相手を完全に足止めすることが出来てしまう。
そこで問題になるのが「武将」というNPCに対しての価値観だ。
城攻め反対派は、自国の武将に一種の愛着のようなものを持っているのだと思う。
ディープな意味で言えば戦友、又は敬愛する上司様に近いのかもしれない。
しかし光栄開発者からは、ただのNPCキャラクターとしてしか認知されていない可能性がある。
むしろ、その可能性の方が圧倒的に高い。
「敵国深くに忍び込み、武将を強襲!」
戦国ゲームであれば、十分考えられるシーンであるし、それを想定しているから赤ネームで配置しているのだと思う。
そして、一旦お尋ねになれば、防衛側の迎撃、又は妨害に対する抵抗の手段が実質的にない事を考えれば
「一人倒した程度では」という感覚で、言い方は悪いがそこまで深く考えてお尋ねの設定をしているとは思えない。
あまりに適当すぎる。
これは知人のブログの引用になるけれど、
「単純に1回のお尋ね値上昇幅がかなり低い上にランダムで、貯まりきらないだけかと思われます。バグですらない」
という考えも十二分に出来ると思う。
まともに考えれば、家老クラスが賊に殺害されて、お尋ねが数日しか科せられないなど、とても考えられない。
結局の所、やはり武将は「ただのNPC」としか考えられていないと見たほうが、客観的に考えても説明がつきやすい。
お尋ねというのは「戦国時代を演出する為の要素」として、世界観の一つとして実装されているだけではないかなと。
まずは、城攻め反対派や愛国者の方も、
武将NPCに対して抱く感情が、決して一般論ではなく、あくまで忠臣RPの範疇をでるものではないということを
考えてみてはどうかと思う。
仕様というものは、原則的に中立の視点から見て作られなければならない。
現実がどうかという話は置いても、それが前提でなければならない。
城攻めは自由だろ、ただのNPCなのだからペナルティ無しで好き勝手にさせろよ!というのは極論である。
忠臣RPの視点から、城攻め行為は感情を無視した蛮行である!というのも極論である。
そういう意味では、今のアバウトな仕様は、適当ながらも際どい位置で中立であると思うのは私だけだろうか。
そもそも敵国の人間と仲良く徒党を組んで修行するのも考えにくいし、敵国の家老(PC)が自国に入国しているのに
攻撃できない仕様も、戦国という意味ではおかしい。
結局ゲームである以上、様々なスタイルのプレイヤーに様々な体験をさせる事が出来るのがゲームの基本である為、そういう設計になるのだと。
あくまでゲーム世界である。
そう考えれば、城攻めで「武将がこんなに簡単に狩られるのはおかしい」という意見は
論理とは程遠いただの忠臣RPをする者の思想に留まるだけであり、仕様に影響を与えるものではないと私は考えていたりします。
感情論については、上にもある通り一般論から離れた個人感情意見の一つであり、ドライな中立視点から考えられる仕様に及ぼす影響は小さい。
(1) 城攻め賛成派
(2) 無関心派
(3) 望ましくはない、又は立場上の問題等で自分は行わないが、他人の行為に干渉まではしない派
(4) 城攻め断固反対派
おそらく、この4パターンに分かれると思う。
全プレイヤーの中で多いのは、2番の無関心派か3番であると思う。
少なくとも、城攻め反対派が過半数を占めているとは考えにくく、結局一部の思想家が声を大にして叫んでいる状況にしか思えない。
城攻め反対カラーの強い国の中にも、実質は2番・3番の意見を持っている人がいるということ。
そして合戦・国等にこだわりのない大半が2番に流れることを予想すると、
反対派の意見が少数ではないにしても、仕様どうこうを騒ぐには到底至らないのが分かる。
国・合戦に積極参加している人 > その他の人 という格付けがなされることはありえない。
それは単に「自分は頑張っている」という陶酔感からくる錯覚の類である。
そうなってくると、人情的な話で城攻めを否定しているのに、ただの私怨で相手を攻撃するという支離滅裂なことになってくる。
又は、攻撃はしないにしても協定を作ることは、
非強制という名目とはいえプレイヤーがプレイヤーに本来OKであるはずの行動に制限をかけることになり、
それを知らずに城攻めを行ったとしても、違った意味で晒されてしまう危険性すら発生する。
また主にブログコメントや2ちゃんのレスに多い「何しても自由、口出すな」という意見だが、
ゲーム内、又はブログ等で糾弾するのが自由というならば、それを反対に糾弾するのも自由であるはずだ。
自由の意味が矛盾している。
武将がただのNPCである以上、反対派の拠り所は「感情論」だけであり、実質根拠らしい根拠は見当たらない。
武将がやりたいなら合戦に来い、とプレイヤーがプレイヤーに指図・指導する権限があるとも思えない。
城攻めで武将が倒されたら昇進報告が出来ない、などというのは仕様を語る上での根拠にしてはあまりに弱い。
で、最初の問いに戻るわけです。
お尋ねはつかなければおかしい、バグなのかどうか、と。
「城攻め反対」が、人情的な正当性を有しているのかどうか?
光栄がどう考えているかは分からないけれど、こういう意見もあるのです。
正当な反対根拠がある!というのであれば、それを明確にした上で話していけば、城攻め賛成派の中から自重する人も出るかもしれません。
根拠を示しつつ模索することは、カッコ悪いことではないと思いますよ。
'( 城攻めそのものの話を省略したので、ちょいと合体させて見ました )
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