十五代将軍徳川慶喜は大政奉還したが鳥羽・伏見の戦い(戊辰戦争)がおこり、そして1年5ヶ月も続いた。その戦いに勝った薩長土肥4藩を中心とする明治新政府は,版籍奉還・廃藩置県を断行して天皇制に基づく中央集権的国家体制の樹立を図った。更には,近代国家建設の足がかりとして,封建国家建設と経済的特権制度の整理を行い,4民平等と秩禄処分をも断行した。 |
◎明治新政府の樹立
王政復古の大号令以来続いた旧幕軍の抵抗も箱館戦争で終わりを告げ,ここに国内統一が成った。新政府は、
・五箇条の御誓文 |
(外国・大名向け) |
・五ぼうの掲示 |
(民衆向け) |
・政体書の配布 |
(二局七官) |
・遷都と改元 |
(江戸を東京と改め一世一元の制) |
を発令し、新政府が成立した。 |
◎中央集権体制の樹立
維新に功のあった薩長藩閥官僚と天皇中心の国家体制を目指したものであった。
・版籍奉還(1869) |
(外国・大名向け) |
・廃藩置県(1871) |
(民衆向け) |
・4民平等(1871) |
(二局七官) |
・遷都と改元 |
(江戸を東京と改め一世一元の制) |
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