○ヤロスラフ・カラリョフ アメリカバスケットユースフェスティバル初日において、 ロシアのフォワード、ヤロスラフ・カラリョフを囲む噂や憶測 は、冷戦時代の秘密主義の様相を呈していた。 カラリョフの背番号は9のはずだったが、試合の最中は違う 選手がその番号を着ていた。 カラリョフはロシアの発表曰く、膝の怪我でプレーせず、メデ ィアにも姿を現さなかった。 ロシアチームのHCであり、父親でもあるイーゴリもなにも 語らなかった。 それによって、カラリョフがすでにNBAチームからドラフト 指名を受ける確約を受けているという噂に拍車がかかった。 金曜日に、ロシアがアメリカに準決勝で負けた後、その秘密主義 は溶解した。 父親のイーゴリは、2人の記者と会い、コメントをした。 イーゴリは、自分の息子がドラフトされるかについて尋ねられる と、通訳を通して、「そうだね、NBAスカウトが挑戦すべき だというからね」と答えた。 ヤロスラフは英語で 「もちろん、そうなるといい」 「みんなもそうだけど、俺もNBAでプレーしたい」 と答えた。 またNBAですぐにやれると思うかという質問については ☆ヤロスラフ・カラリョフ 「わからない」 「NBAの選手は欧州選手よりもより大きく、よりフィジカルな 選手が多いからね」 ドラフトされたとして、もう1年欧州でプレーするのかという 問については、 ☆ヤロスラフ・カラリョフ 「どうするかはわからない」 「エージェントなどと一緒に決定することだからね」 18歳1ヶ月のヤロスラフはNBAにドラフトされる最も若い ロシア人で、最も若いロシア人プレーヤーになりそうだ。 かつてアンドレイ・キリレンコが1999年にドラフトされた が、18歳4ヶ月、そしてNBAでプレーを始めたのは2001 年である。 ヤロスラフは欧州のプロチームにおいて、最も若いプロ選手で あり、20代半ばや後半の選手と切磋琢磨していた。 12歳で、彼のチームの他に他のチームでトレーニングや練習 を行っていた。 ヤロスラフは年少時にロシアチームを率いて、欧州チャンピオン も獲得している。 彼は、現在のNBA選手と自分の比較しようがないという。 ここ1年でほとんどNBAの試合を見ていないからだ。 ☆ヤロスラフ 「特別なテレビを手に入れなくてはいけなかったからね」