「つけなければいけないもの」byインディアナ紙 ジョナサン・ベンダーは細いしなやかな肉体を誇るが、入団以来 あまり体格がかわっていない。 とにかく、彼はもっと色々なものを食べる必要があるであろう。 ベンダー本人もウェイトをつける必要性は感じている。 しかし、単に炭水化物を多く摂取すればいいというものでもない。 ☆ビル・ディーンコンディショニングコーチ 「なるべく色々なものからカロリーを得るようにしている」 「普通の人間なら100でいいものを、ジョナサンは新陳代謝が 激しく、体も大きいので、500必要になる」 「つまり、普通の人なら1つでいいものを5つ食べなくちゃいけ ないんだ」 ※新陳代謝 筋肉量が多いほど、新陳代謝(なんにもしてなくても勝手に カロリーを消費する量・・平均男1400、平均女1200) しかし、簡単な話でない。 出来る限り食べ、プロテインサプリメントを摂取したりしているが、 毎日の練習、そしてストレス発散のサンドバック叩きなどで、ほと んど消化されてしまう。 他の選手は、体重の維持に努めるが、逆にベンダーは体重の 底上げをはかる状態がつづいている。 ☆ベンダー 「毎日食べているよ」 「普通の人より食べないと、僕は体重が増えないから・・」 「家に帰ったら、ご飯やらマカロニやらチーズやらパンを食べる 毎日さ」 しかし、ベンダーは高校卒業後同様に195〜204ポンド台 をうろうろしている。 一方で、インディアナには同じく高校からNBAに入り、体重を うまく増やし、最適な体重を理解している人間がいる。 ジャーメイン・オニールだ。 高校卒業後、オニールは堅実に5〜10ポンドずつ体重を増や してきた。 ☆オニール 「大変だったよ」 「僕のポジションだと、210〜215じゃ、やっていけないんだよ」 「相手がでかいからね」 「高く飛べたって、相手にぶつかられて弾き飛ばされちゃうのが オチさ」 オニールは今シーズン始め、248ポンドだったが、234まで 落とした。 体重が落ちてより得点力が上がった。 怪我が多いのは体重云々でなく、初めてレギュラーとしてプレ ーしつづけていること以外の何物でもないと彼は言う。 ☆オニール 「最初はあまりに怪我してたから、体重が減ったせいかなと 思ったけどね」 「でも、ただこんなにプレーするのに慣れてなかっただけさ」 「減ったおかげでより速く、より高く飛べるようになったよ」 オニールはポートランド時代は体重を落とさないように努力 してきたが、インディアナに来て、考えを変え、スマートに なる方法をとった。 ☆オニール 「夏に、とある選手達の家にいったら、なんにも体のことを 考えていなかったよ」 「夏がシーズンをうまく過ごすために重要だってことを理解 していないんだろうね」 インディアナトレーナーダヴィド・クレイグは選手達は体脂肪 率6〜10%に保つべきだと感じている。 ベンダーは6%ぎりぎりだ。 ☆ダヴィド・クレイグ 「多くの人間がジョナサンのような選手をみると、みんな体重を もっとつけたがる」 「しかし、彼のような体の選手だと、あまりに若すぎるため、もう 6年間は体重が上がりにくいんだと思うよ」 「体重を増やす食べ物は沢山あるけど、筋肉にしなくちゃ意味 がない」 「スピードを殺す体重アップは無意味なんだよ」 ベンダー本人は、将来215〜220ポンドの間でプレーするこ とになるだろう。 フォワードでなく、SGとして考えられている彼は特にスピード をなくすことは死活問題である。 ☆ベンダー 「心配してないよ」 「まだ20歳だし」 「多くの選手が21ぐらいから大きくなってくるしね」 「なんのプレッシャーもないよ」 「少しずつ体を作って、プレーできるようになりたいね」 「僕が貧弱っていうのならば、そのうち、間違いだってことを示すよ