◎クイックネスよりもスマートネス ブラッドミラーの活躍は、相手にとっても彼のコーチ達にとっても 非常に不可思議な物かもしれない。 「すばやい」という単語は彼をあらわす言葉としては間違って いるだろう。 ブラッドミラーはNBAでも屈指の守りにくいセンターとして 知られる。 Bミラーは開幕4試合でジャーメインに続く得点、リバウンド をあげている。 驚異的なのが、フリースローの87、2%。 フリースローが苦手なビックマンが多い中、彼のFTは大きな 武器になる。 そしてもう一つの脅威がジャーメインとのコンビである。 ☆オニール 「今年はお互いがわかりあってきている」 「どこのチームにだって、いいポストプレーヤーがいる」 「でも、2人いるチームはそうそうない」 それにしても BミラーはNBA平均よりも遥かに遅い動きである。 しかし点は取れるし、リバウンドも取れる。 そしてうまくフリーになれる。 Bミラーよりすばやく動ける選手はたくさんいるのに・・ ☆Bミラー 「俺は動きがのろいけど、賢いプレーヤーなんだ」 「俺は他の奴等ほど高く飛べないから、頭や技術を使うんだよ」 練習試合でマッチアップする機会の多いフォスターもこういう。 ☆フォスター 「彼は他の選手より動きが遅い」 「でも、彼は本当に賢い」 「自分の体の使い方がわかっている」 ☆アイザイア 「彼は高く飛べないし、早く走れない」 「しかし体を生かして、相手を倒し、リバウンドが取れる」 「ビル・レインビアを思い出すよ」 「彼は優れたアスリートだったが、いつも『俺は飛べないし、 走れない』といっていた」 「しかし、試合ではいつもリバウンドを取り、そして走って ダンクをかましていた」 ☆Bミラー 「俺はのろくて、忍耐強いんだ」 「他の選手はすばやすぎて、我慢できない」 「だからうまくポンプフェイク等を使ったりするんだ」 「俺だって、ちょっとしたクイックネスを持っている」 「まやかしのクイックネスをね」 「ただ上手く考えてやっているだけさ」 「動きの速さなんて問題にならないよ」