○いるべき場所 過去2年間、彼の印象はこうだった。 「フリーだったら、いいシュートタッチを持っている」 「しかし少し鈍いし、当たりにも弱い。」 「試合に出るにはまだまだであろう。」 しかし、その評価もトレーニングキャンプで変わった。 ☆カーライル 「彼はいまやれっきとした3番目のセンターである」 「彼のやる気、激しさはよりよい選手になる素質を 感じる」 「以前はどんな選手かもわからなかったけど、いまや、 彼は、私の想像以上によい選手になりつつある」 「他の選手達がファールトラブル等に陥れば、彼を ためらいもなく使うことができると思う」 先日のシカゴ戦、2Qの10分間で7リバウンド、 3得点をあげ、チームの逆転勝利に貢献した。 ブレイクアウトの兆候が見えるブレゼッチではあるが、 まだまだ本人は納得していない。 ☆ブレゼッチ 「NBAで残っていくにはリバウンドと守備が重要で ある」 「俺の最大の目標はリバウンドと守備で貢献すること」 「地味な仕事が俺にとって重要なんだ」 ブレゼッチはスロベニア代表でプレーすることで今期に 備えていた。 10点3Rと納得できる内容ではなかったが・・・ しかし、彼はNBAでやっていくために力強さと自分の プレーの全ての面での成長が必要と感じていた。 ☆ブレゼッチ 「夏の間に俺ははるかに強くなった」 「一生懸命練習したし、毎日ジムでトレーニングを重ね、 そして技術面のトレーニングも増やした」 本人も過去2年間悩んだ。 ローテーションにも入れず、ただただベンチを暖める日が 続いた。 欧州人特有の優れた攻撃力を持っていたが、それだけでは 彼のプレータイムが増える余地もなかった。 ☆マイク・ブラウンAC 「ブレゼッチはとにかく守備とリバウンドに集中する必要が ある」 「センターとして大きな存在になることの必要があるんだ」 ☆ブレゼッチ 「俺がどれだけプレーさせてもらえるかは俺の決めることじゃ ない」 「それは俺がどうこうできるものでもない」 「俺のやることは一生懸命練習して壁をやぶることなんだ」