○スターターもやれる インディアナフロント陣の多くが6thマン争いにアル・ ハリントンが加わるだろうと考えている。 しかし本人はスターターとしてプレーしたい意向を持って いる。 ☆バード 「本人は1年目からオールスターに参加したかったみたいだよ」 ☆ハリントン 「本当のところ、スターターがやりたい」 「でも6マンになれるならばそれはそれでうれしいけどね」 「活躍できるなら、問題ないけどね」 「どうなるかはわからないから、とにかくスターターに してくれるまでまつよ」 「いつでもスターターできる準備はできているけどね」 カーライルもハリントンをスターターから外すと決めた訳では ないが、プレシーズン等を見ても、昨年同様のスターター陣を 起用していることを見れば、だいたいカーライルの中でも決定 しつつある。 ただ、それはハリントンの出場機会を増やす意味もある。 ハリントンはこの2試合でもっとも出場しており、オニールの 次に得点をあげている。 ハリントンのユーティリティープレーヤーっぷりが融通の利く リザーブとして使用させるのだろう。 アイザイア同様にカーライルも彼の得点力に期待している。 ☆カーライル 「誰がスターターになるかとかは実力とかそういったものと 別の次元にある」 「アルはトップ3、ないし4に入る選手だと思っている」 「そう考えれば、スターターであるべき選手なんだろう」 「しかしチームのケミストリーというものを考えると・・・ね」 ハリントンも5年目を迎えるが、調子の良し悪しがはっきりして いる。 大活躍したと思えば、次の試合で、まったく奮わないことも多い。 プレーオフではたった平均3点という成績に終わった。 しかしハリントンは、以前に怪我した膝の状態が昨年以上によく なっている。 ☆ハリントン 「膝の影響はあった」 「常に最高の状態と感じたことはなかった」 「相手を止められる気もしなかったし、想像以上に動けなかった」 この夏を越えて、彼の体調、膝は万全の状態にある。 しかしこの2試合でもそうだったが、彼はどうしても安定感に 欠ける。 周りを生かすことよりも、自分の強引なプレーを選択しがちで あることに起因する。 レジー・ミラーは過去16シーズンでアシストがターンノーバーを 上回っているが、ハリントンはその逆である。 ☆バード 「もっと我慢が必要だと思う」 「年をとれば、わかってくるだろうが」 しかしカーライルは決してハリントンの強引なプレーを禁止している 訳ではない。 ☆カーライル 「自分達の長所を生かすのは重要なことだ」 「アルのアグレッシブなポストでのプレーはアルの強みだしね」 「PFをしている時や相手が小さい時にはどんどんやってくれて 構わないんだよ」 「私はなるべく色々なことができる選手を使いたいんだ」 たとえベンチスタートであっても。