◎よくない振る舞い ロン・アーテストは人々が彼のことをどのように 思って、どういっているかを理解している。 ただ、それらの考えに同意はしない。 チームの不協和音であると考えていないし、他の チームにいきたいとも思っていない。 まだNBAが開幕して2ヶ月足らずだが、選手が コーチとぶつかり、審判にぶつかることが多々あった。 ☆アーテスト 「俺もときどきそう思われてしまうことを理解 している」 「しかしNBAには俺よりも悪いのがたくさんいるよ」 「コーチと選手が主審に暴力を振るうことだってある」 「俺がしないようなことをするやつらだっているのさ」 「俺は誰かを傷つけるようなことだけは決してしたこと がない」 とはいうものの、多くのフレイグラントファール、非紳士 的行為で12試合のサスペンドを受けたことが、彼の陰と なっている。 ○サンプル 1・アトランタでは、昨年選手たちが公の場でテリー・ストッツの 批判を繰り返し、オフシーズン中にはさらにその批判熱が高まった。 2・デトロイトのPFモハメト・オクァーは、HCブラウンの 外からのシュートを打つなという指示を無視し、ベンチ行き を命じられた。 3・ポートランドではボンジ・ウェルズがHCモーリス・ チークとの不仲の末、メンフィスへ放出された。 4・シカゴではHCがクビになり、さらに若い選手だらけの チームに嫌気がさしていたジェイレン・ローズを放出した。 5・ニュージャージーのジェイソン・キッドは2週間前に、 コーチ陣に対し、文句を垂れた。 練習に関する遅刻、無断欠席ってものはこのリーグでは ありふれている。 理由もさまざまで問題視されうるものからこっけいなもの まである。 ワシントンのPGアリーナスは日曜日の試合にベンチだった。 理由は朝のシュートアラウンドに欠席したため。 会場にはいたが、夢中で卓球をしていたために忘れてしまった らしい。 ウォルシュは目覚まし時計がならなかったからといった理由で シュートアラウンドにいけなかったと主張するアーテストの ような行動が好きであるという。 ☆ウォルシュ 「それは、あんまり公共の場でしたくないんだけど、起きて しまう家族口論に似ている」 「そんなこっけいなものはありふれている」 ウォルシュは名前こそ挙げなかったが、ミネソタのスプリー ウェル、ゴールデンステイトのニックバンエクセル、ポート ランドのラシード・ウォレスは遅刻欠席の有名ところである。 ☆ケニー・アンダーソン 「アーテストはなんも狂ったことはしてないのは明らかさ」 「奴は正悪の区別がわかっている」 「問題なのは、俺たちの育ちがよくないから、そういった 風にでっちあげられてしまうことがあることさ」 「みんなチームの一員であることに責任を持たなくちゃいけ ないことを理解しているよ」 ポートランドは、刑務所という揶揄されている。 14ヶ月の間に4人の薬物関連の逮捕者が出た。 多くのファンはチーム衰退の原因はウェルズとウォレスに あると思っていた。 2人ともいるころ、彼らはフットボールのロングパスの 真似事で、罪のないルベン・ボンティー・ボンティーに ボールをぶつけてしまい、病院送りにした。 ウェルズとウォレスは、ボンティーが怪我したかどうかも 確認もしないで、笑いながらロッカールームに消えていった。 ○問題を持つ選手達 ラリー・ブラウンは6年ものアイバーソンとの確執を抱えて いた。 ブラウンはそれ故に元ACだったチークスを賞賛する。 ☆ブラウン 「私もそれを経験したから、大変なことであるとわかって いる」 「自分の仕事に専念したいが、色々状況が変わり、そういった 色々な問題がちょこちょこでてくるんだ」 「チークスはそういったものに気にせず、自分の仕事を行って ほしい」 それはアーテストがインディアナのベテラン選手達から受け 取ったアドバイスと同様のものである。 ☆アンダーソン 「私はそういったものに彼が足をひっぱられないようにして いる」 「選手達にはあまりプライベートというものは存在しない ことも理解しなくてはいけない」 「それはどんな人間にもあらわれることなんだ」 「そういったことを自分の仕事に持ち込まない」 「外からみると、理解しにくいことかもしれないけどね」 「どこのチームにも1人や2人はそういった問題を経験 している人がいるということを理解する必要があると思う」 「チーム、できればファンも、つらい時期が終わるまで そっとしておいてあげてほしいと思う」 ☆ウォルシュ 「アーテストがインディアナに混乱をもたらしているとは 思わない」 「もしそういう状況にしそうになっても、すぐに彼は それを修正していたと思う」 「どんなチームにも内部でそういったことは起きている と思う」 「ただ年に100日もそんな日がある訳ではないしね」 「誤解といったものはある」 「問題だって常に存在していると思う」 「ラリー・バードがコーチしているときでさえ、あった」 「もっとプレーしたいって選手だとかそういったものが ね」 「しかしインディアナの選手達は素晴らしかった」 「いつも上手く対応してくれていた」 「インディアナの選手達はそういった問題を上手く扱える んだと思うよ」