◎ブレイクアウトへの復帰 シーズン前に左ひざの内視鏡手術を受けて、欠場していた ベンダーがいよいよ今度のアトランタ戦に復帰する予定だ。 ☆ベンダー 「やっと出られる」 アル・ハリントンが右ひざの打撲で欠場する予定故に 彼にプレータイムが回ってくる可能性がある。 ハリントンは開幕から平均30分出場しつづけているが、 ずっと怪我をおしての出場だったため、数日間の休養を 与え、次のサンアントニオ戦に復帰する。 カーライルは「オースチン・クローシェアがハリントン の代理を務めるだろう」と示唆するが、ベンダーにも プレータイムがくる可能性が大きい。 カーライルは無理しない人間なので、完全でないベンダー を温存する可能性も大いにあるが。 ☆ベンダー 「プレーしたいよ」 「決して俺にとってマイナスじゃないはず」 「もちろん試合に出て、また怪我をしたくはないけど・・」 「チームはいい状態だから少ししかプレーできないだろう けどね」 ベンダーは5月1日のボストンでのプレーオフ以来、 まったく試合でプレーしていない。 全練習に参加したのも数回しかない。 それ以前に彼が長期的な面でチームにとって必要な戦力 かどうかという問題もある。 1999年のドラフト5位ピックであるが、それに応える ような働きはしていない。 昨年も怪我などでたった46試合平均18分6点。 5年目のシーズンになるが、ファン達の間でもこのまま 活躍しないのではないかという声も聞かれる。 しかし、ベンダーと、そしてチームメートは状態さえよ ければ、きっとブレイクアウトするはずだと考えている。 ☆ベンダー 「みんなも今年こそ真の俺を見ることができると思う」 「自分自身で今よりもずっとキャリアを積んでいるだろう と思っていた」 「みんなが俺に期待しているが、それは俺も一緒さ」 ジャーメイン・オニールは、ポートランドでの不遇の 4年間を経験している。 多くのファンが4年目の彼の成績平均4点で彼に 対し、あきらめの感があった。 しかしトレードでインディアナに移り、プレータイムを 増やし、今の大活躍がある。 ☆オニール 「みんな、俺が終わった選手だっていってたよ」 「そんなもんさ」 「でもベンダーにも同じようなチャンスがいつも ある訳ではない」 オニールとハリントンは、ベンダーにより自信をつけ、 そしてもっと感情を露わにすることを望んでいる。 ベンダーの成功に重要な要素として。 2人とも「ベンダーには活躍できる一生懸命さ、そして 才能がある」という。 ☆オニール 「彼はチームでもっとも純粋な才能を持っている選手 だと思う」 「彼がプレーするチャンスを得られれば、彼はスーパー スターになれる存在だと真剣に思っているよ」 ☆ハリントン 「彼が素晴らしい選手になると確信している」 「色々な能力を持った選手である」 「彼に必要なのはプレーする機会なんだ」 「彼がチャンスを得たとき、全てを証明してくれると 思うよ」