奇妙なエンターティナー ポラードはなんでもありである。 ちょんまげスタイルのポニーテール、ヤギのような ひげであらわれたり・・・ ☆ポラード 「別に新聞にのりたいからとかじゃないんだ」 「新聞なんてよめやしないしね」 「朝起きて、鏡を見ると、突然そうしたくなるんだよ」 彼の不可思議さは非公式のコメントにもあらわれる。 ☆ポラード 「ときどきみんなの注目をひきつけたいんだ」 「でも、別に注目をひきつけるためにやってるんじゃ ないんだけどね」 とにかく今一番のファンの疑問は、ブラッドミラーの 代わりになるかどうかである。 彼は攻撃的な選手ではないし、ファールラインから ドライブしての得点は期待できない。 しかしファンとチームメートに同様の衝撃を与えられ る。 サクラメントでは彼の風変わりな外観同様に、一生懸命 で荒っぽいプレースタイルだっため、みんなから崇拝 を受けていた。 彼の挑戦は、平均6点6Rのスーパーサブからスターター になれるかということだ。 過去6シーズンでたった47試合しかスターター経験が ない。 怪我の可能性もあるが、それさえなければ、オールスター ブレイク前にその47試合を越える可能性だってある。 4週間の合同練習を経て、オニールもその考えを支援する。 ☆オニール 「彼はハードワーカーだし、よくリバウンドも取れる」 「彼の攻撃についても理解しているが、ゴールしたで 十分な働きができる」 「ブラッドミラーほどいいシューターではないが、ゴール 下での存在感は私の負担を軽減してくれるはずさ」 「ブラッド・ミラーの時と同様に互いに信頼しあってる」 「まだコンビネーションもよくなってきている段階だけど、 きっといいコンビになれると思う」 それはフロントも考えていたことである。 ☆ラリー・バード 「彼はプレーするためにチームにくる」 「献身的だし、チームのためのプレーができる」 「そんな彼のプレーに好感を持っているんだ」 ポラードは高校、大学と、ずっと学校一のリバウンド王だった し、ブロック王だったこともそれを証明する。 カンザスにおいて、ポラードの特徴的な習性が生み出された。 ☆元カンザス大学のACマット・ドハティー 「彼はいつも特徴的だったよ」 「もみあげのばしたり、次の日は髪の毛の色を落としたり、 そしてさらに12時間後に彼を見ると、坊主になっていたり もする」 「でも、確かに奇妙なとこはあるけど、それにだまされちゃ いけない」 「彼は私の周りの人間の中でももっとも賢い人間の一人だよ」 「そしていい奴でもあるし、いい父でもあり、夫でもある」 「そして、素晴らしいチームメートになると思う」 ペイサーズは彼をBミラーの代わりとして当てにしているが、 過去2シーズン彼を苦しめた怪我をしないことが重要になる。 昨シーズンは骨折により59試合の欠場を余儀なくされた。 ただ後半のインディアナ戦で素晴らしい活躍をしたりもしたが。 ☆ポラード 「俺はときどきちょっとシュートを決められて、リバウンド を取ることができるんだ」 2001年シーズンにはスターターとして29試合に出場し、 21−8のチームの好調に貢献したりもしている。 リック・カーライルはそういった能力に期待している。 「正直、彼がウェストでそんなに多くプレーしているのを 見たことはない」 「知っていることはタフでフィジカルコンタクトを嫌がらない 選手だってことだ」 「彼はチームにプレーオフに必要なものを提供してくれるはず である」 「ジャーメインを守ってくれる大きな体を持っているという ことも彼に期待している理由の一つだ」 ポラードはまさか自分がトレードされるとは思っていなかった。 ディバッツの代わりの貴重なバックアップであったが故に。 それ故に妻、そして娘たちにとっても決して喜ばしいものでは なかった。 1997年19位指名だったが、すぐにアトランタにトレード され、さらに99年には解雇され、サクラメントと契約した。 そして次の夏に今の6年契約をサクラメントとは交わしている。 ☆ポラード 「トレードされると思っていなかった」 「サクラメントという街の全てが好きだった」 「信じられないような巨額契約を結んでくれたりもしたしね」 「でも、特に驚いたりもしなかったよ」 「いえることは、俺がいくチームに楽しみをもたらすことが できると思うよ」 「一生懸命プレーして、勝利を得ることでみんなに笑顔を もたらすことができると思っているよ」