○チャンスはまだこない 新しくそして見る目のあるコーチングスタッフによって、 彼にとって再生のシーズンになった。 多くのファンはそう仮定している。 ただ過去2シーズン同様に、出場時間は限られ、散発的 な出場にとどまっている。 実際にはあまり変わっていないかもしれない。 それ故に彼は静かに自分にチャンスが回るのをまっている。 ☆クローシェア 「とにかくいつもどおりのことをするだけさ」 「いつも準備している」 「多くの優秀な選手が居るチームだから、出番が来たときに ベストをつくせなくてはいけない」 クローシェアはバード、カーライル体制に変わり、より 重要な役割がもらえることを望んでいた。 もちろんファンもそうであろう。 しかしジャーメインとハリントンの存在により、怪我など がない限りは重要なプレータイムを与えられることはない。 彼は素晴らしい貢献ができるのだが。 先日のボストン戦は4Qに9点あげた。 ジャーメインの抜けたレイカース戦は19分で12点9R。 しかしプレーできない日もあるし、10分未満の試合も 16試合に上る。 彼はちゃんとそれを受け止めている。 プレータイムこそなくてもカーライルはクローシェアを リスペクトしている。 ☆カーライル 「彼は常に試合に出られる準備をしている」 「選手達のいいお手本だと思う」 「プロの中のプロだよ」 彼の不振は、再契約後の1年目のシーズンにさかのぼる。 スモールフォワードとしてスターターの座を得たが、 慣れないポジション、そして新しいコーチングスタッフ、 そして3人のスターターチェンジ・・・。 ☆クローシェア 「すぐ活躍しなくちゃいけないというプレッシャーを 感じていた」 「そして段々フラストレーションをためていった」 最初の23試合をスターターとしてプレーしたが、 その後PFに戻された。 しかし成績は低迷した。 さらにブラッド・ミラーの加入により、オニールは PFでプレーすることが増え、プレータイムはます ます減っていった。 若い選手達の台頭により、クローシェアは2002年 夏にトレードを求めていた。 そしてチームもそうしようとした。 しかしトレードは成立しなかった。 決して悪い選手でないが、チーム10番目のプレータイム にも係わらず、かつ高額な契約が長期に渡って存在する。 他のチームでプレーするかどうかはクローシェアが決めら れることではない。 ☆クローシェア 「それについてどうこういうつもりはないよ」 「金の問題もあるしね」 「チームもトレードを今でも考えているみたいだけど」 「プレーするチャンスがあるだけまだマシさ」 「毎日すべきことをし、俺の名前が呼ばれたら、やる べきすべてのことをやるだけさ」