◎それぞれのタトゥーへの思い。 NBA選手の427人のロースター選手の中で157人が 見える場所にタトゥーをしている。 クリス・カー医師は、タトゥーのトレンドについて、二つの 理由を示した。 1スポーツ選手は、アイデンティティーにこだわること。 多くの選手が、「タトゥーは個性を現す」と信じている。 2タトゥーはスポーツの文化とより関係があるのかもしれない。 スポーツ選手は、闘争本能がアグレッシブな気持ちを作り出す のである。 タトゥーは、闘争本能から導かれたものであるともいえる。 つまり、タトゥーがアグレッシブな気持ちを作り出すということに 他ならない。 ☆カー医師 「スポーツは、しばしば男らしさや力強さを連想させる」 「それを強調するためのものがタトゥーともいえるだろう」 「いわば、タトゥーは人が違った服装や、音楽を聞くことの極端な 例ともいえるんだ」 カー医師は、NFL、NLB、オリンピック、カレッジスポーツのアス リートを調査した結果、多くの人間がタトゥーから強さを得られると 信じているという結果を得た。 ☆ローズ 「みんな、とある理由でタトゥーをつけるんだ」 「自分への助言、声みたいなものなんだ」 「タトゥーが、俺の頭にささやきかけてくるんだよ」 ローズは・・・ 左腕に「Nothing To Lose」「5」のタトゥー。 右腕に「Seek The Truth」「Salvation」のタトゥー。 どこかに黒豹と沢山の「BOSS」のタトゥー 左腕には闘争的、剛健的な意味を込め、右腕には精神的な意 味を込めている。 その一方、聖書の禁忌という理由でタトゥーをしない選手 もいる。 マイアミのNBAのバッドボーイズの1人アンソニー・メイ スンがその1人だ。 ☆メイスン 「私はタトゥーを信じない」 「聖書には、『汝、自分の身体を汚すことなかれ』と書いてある。 ローズは逆に価値のあるものだからそうではないと否定する。 インディアナには多くのタトゥーをつけた選手がいる。 ミラー、オニール、マッキー、ミルズ、ケトナー、数え上げ ればキリがない。 異色なのはベンダー。 ドラフト当時、まだなんのタトゥーもなかったが、今、両腕 に2人の女性の名前が刻まれている。 左腕にはWillie Mae、右腕にはValerie 母親と姉妹の名前だ。 また、左手には中国語、そして、彼のイニシャルJBの文字 が左胸に書いてある。 ☆ベンダー(1月29日に20歳になった) 「2人に、僕のそばにいてほしいんだ」 「(イニシャルは)僕が誰かを示すためさ」 また、ハリントンは最近1つ増やした。 ハリントンは相当数のタトゥーをつけている。 5年前に初めてタトゥーをつけた彼は、2週間前に、 「Focused」の文字とともに、2つの目を、首の後ろに掘り込 んだ。 右肩に「Big Al」 右腕に「In Memory Of Levi,1957-1988」(父親の名前と没年) 左腕に母親の肖像画、名前、2人の兄弟と1人の姉妹の誕生日 さらに、アラビア文字で『王』を意味したタトゥーもある。 左肩に「I can do all things through Christ, which strengthens me」 (聖書の韻文) 右胸に熊の絵と無数の「Killer Instinct」の文字。 ☆ハリントン 「僕にもっとも必要なのは、killer instinct(闘争本能)なんだよ」 「まだ誰も捉えることが出来ていないけどね」 これで終わりじゃない。 さらに 左足にハリントンがドリブルしている絵と「I Do It 4 The Love」 ☆ハリントン 「たぶん、もっとタトゥーをいれると思うよ」 「一つ入れようと既に決めているんだけど、つけるタイミングが あるから、その時を待ってるんだよ」 「ママは僕がタトゥーをたくさんいれるのを好んでいないみたい だけどね」 インディアナはご覧のとおり、タトゥーをつける選手が多いが、 アイザイアは一つもつけていない。 ☆アイザイア 「私の育ったシカゴの人間は、誰も自分の身体に名前を書きた がらなかったからね」(ジョーク) ちなみに、彼の元チームメイト、デニス・ロドマンがタトゥーを入れ 始めたのが、NBAの最初といわれる。 ☆アイザイア 「彼がタトゥーをはじめた人間だったね」 「彼がいまタトゥーをいれている選手の先駆者さ」 「みんな彼のようになりたくないみたいだけど、度を越していない だけで、彼と同じことをしているんだよ」 タトゥーに込める思いは様々であるが、やりすぎてしまったと後悔 する人間もいないわけでない。 マッキーだ。 ☆マッキー 「ほんと、時々だけどね・・」 「タトゥーを見て思うんだ・・」 「やりすぎたかな?ってね」 「どうしてだろ?」 マッキーは・・・ 左肩に2人の子供の十二宮一覧図(何座とか) 背中に特別な意味をこめたタトゥー・・・ 大学生の時にきまぐれでつけたのだが、見せてはくれなかった。 ☆マッキー 「もしタトゥーが好きなら、多くの人がさらにタトゥーをいれたがるだ ろうね」 「私ももうひとつくらいつけるかもしれないが、ただ、自分にとって、 それが本当に必要かどうかを考えなくちゃいけないね」