○アーテスト、左手親指手術へ インディアナはトレードデッドラインにおいても 動きを見せなかったが、内部では調整を余儀なく されることになった。 ロン・アーテストが左手親指の靭帯の手術をすること が発表された。 手術はミッチェル・カールソンにより、すぐ行われる。 アーテストがいつ復帰するかはまったくの未定である。 カーライルは、ハリントンをSFのスターターとして 起用し、クローシェアとベンダーにチャンスを与える ことになることを示唆した。 ☆カーライル 「彼の利き手でないことはいいニュースだった」 「ただ彼が手術することは悪いニュースだね」 「復帰までしばらくかかるらしい」 「できれば早期復帰を望むよ」 「医者じゃないので、どうなるかはわからないが、 1、2日中に今後の予定についてわかると思う」 その怪我は、1月17日のニュージャージー戦で ジェイソン・リチャードソンのジャージーに親指 が引っかかって以来、アーテストを悩ませてきた。 捻挫と診断され、しばらくテーピング等で固定して プレーをつづけたが、火曜日のホーネッツ線で マッシュバーンと交錯し、コートに落ちた際に 再度悪化させた。 ☆オニール 「それについて知っていたから特に驚きもない」 「幸運にもそれをカバーできるアルという選手 がウチにはいる」 「ロンの代わりを果たすのに十分な選手であるし、 アルにも大きなチャンスである」 「そしてベンダーやクローシェアにもチャンスが ある」 「ウチは俺がいなくても、ロンがいなくても、 レジーがいなくても、アルがいなくても・・・ 穴を埋めて勝つことができるチームだと思っている」 「まだどうしていくか決まっていないよ」 「時に、厳しい状態でよりよいプレーができる チームだってある」 「我々はアルやロンが欠場したときだって、それぞれ がまとまって結果を残してきた」 「みんな今回もそれぞれが頑張っていかなくちゃいけない ことはわかっていると思う」 「だから心配はしていない」 「十分やっていけるはずだよ」 ☆ミラー 「非常に大きな一枚のピースがしばらく抜けることにな ってしまった」 「我慢していたのは知っていたが、結果的に不運にもピーク に達してしまったみたいだね」 インディアナはアーテスト抜きで3勝0敗、そして ハリントンがスターターでも5勝1敗と勝ち越して いる。 もちろんハリントンの膝の状態は100%ではないが。 ☆ハリントン 「膝はよくないよ」 「でも、それでもただプレーするだけさ」 「歩けるならば、プレーはできる」 「調子がよくないときだってある」 「でも、そんなときでもなんとか上手くプレーする 方法をみつけるしかないのさ」 1stチームではアーテストの離脱にもかかわらず、 ハリントンがいるから攻撃面ではそんなに支障はない かもしれない。ただ守備面では大きな痛手かもしれ ないが。 しかし、2ndチームではハリントンの得点力を カバーできるかという問題に直面する。 ハリントンはチームで3番目の平均13、4点を叩き だしていた。 ☆カーライル 「私たちはロンがいなくなる代わりにアルを登用する ことで、少し異なったゲームをすることになるだろう」 「しかし、再度なにかを変更するということではない」 「それはみんなが理解していることである」 「できる限り、アルをポストでプレーさせることに なる」 「彼は近距離、ミドルレンジからシュートを決めること ができる」 「ロンがいなくなってしまったとしても、私たちは 今までどおりのプレーを攻撃面でちゃんとできる」 「守備面では若干変更を余儀なくされるだろう」 「しかし、個々が一人の選手を止める守備システムで なく、全体で守る守備システムであるので、アルであり フレディーであり、ジョナサンがSFとして、上手く 対応してくれるだろう」 アーテストの欠場がどれだけ長いかはわからないが、 IL入りで少なくとも5試合の欠場は確実だ。 もちろんそれ以上になるだろう。 ヘタをすると、レギュラーシーズンはおろかプレーオフ すらも・・・。 ☆ミラー 「一番問題なのはレギュラーシーズンが残り28試合しか ないってことさ」 「彼が戻ったとき、彼が自分を取り戻すのに、そして周り と上手くやっていくのに時間が残っているか・・」 インディアナはNBAでも屈指の層の厚さを示す 機会を得たといえなくもない。 ☆クローシェア 「ロンはインディアナにとって重要な選手であるが、 彼の欠場が他のチームと同様にウチにとって痛手に なるとは思っていない」 「やれる多くの選手がいる」 「私を含めて、ジョナサン、アル。。。」 「そういった選手達にとってはチャンスであるし、 チームは勝利をあきらめていないことを示さなくては いけない」 「いうのは簡単だけどね」 ☆ハリントン 「ロンを失うことになった」 「でも、俺にとってはチャンスでもある」 「チームは戦術変更を余儀なくされるが、みんなで上手く 穴を埋められると思う」 インディアナの社長であるラリー・バードはアーテスト の欠場により、トレードデッドラインでの方針を変える つもりはなかったと言う。 バードはポストシーズン後に選手達の評価を下すつもり であるという。 ☆バード 「私はドニーとそれについて最初に話している」 「私は1年間物事をじっくり見定めるのが好ましいと」 「私は今のチームが好きである」 「ロンをしばらく失ったとしても、今のチームに好感を 持っている」 「チームには多くのタレントがいるし、きっと誰かが 穴を埋めてくれるだろうと思っている」 ======================================== 結局のところ、最低でも4から6週間プレー不能らしい。