◎ミラーは殿堂入りに値する? ☆ビル・ウォルトン 「コンセコや、この周りの全てのものはレジー・ミラーなしには ありえなかった・・」 「彼はいま、このフランチャイズを作りあげたといっても過言で ないだろう。 ☆ドニー・ウォルシュ 「私もそれに同意である」 「レジーはこのフランチャイズ史上最高の選手である」 「かつてロジャー・ブラウンや他の選手など色々いたけど、レジーは 13年のNBAでのキャリアにおいて、先人達に比べて、多くのものを 与えてくれた」 ミラーは5回のオールスターと現在20698点でNBA史上24位に つけている。 ミラー以上の得点を奪った選手の23人は、13人が殿堂入りし、 残り10人のうち9人は殿堂入りの資格をまだ得ていなく、1人 はまだ選ばれていない。 (引退後5年が経たないと殿堂入りできない) ミラーも、殿堂入りすることは彼自身の夢である。 本人は、自分の将来に語られることを嫌うが、今季結んだ3年契約 が終わった後に引退するとすれば、2009年に殿堂入りの権利を 得ることになる。 ミラーの将来の殿堂入りを保証する人間は多い。 ☆オスカー・ロバートソン(殿堂入り) 「彼は高い確立で選ばれるよ」 ☆ジェリー・ウェスト(子供時代のミラーのあこがれだった選手・殿堂) 「もちろんさ」 「殿堂は、素晴らしいキャリアと、勝利を得るためにプレーした選手 に与えられるからね」 「私はレジー・ミラーのファンだよ」 ☆ダン・イッセル(デンバーHCで1993年殿堂) 「彼が殿堂に入ることに疑問の余地すらないと思うけど?」 ☆アイザイア(2000年殿堂) 「疑う余地なしさ」 そもそもインディアナの選手が殿堂入りしたことはない。 厳密にいえば、インディアナで長いシーズンを過ごした殿堂入り選手が いない。 ミラーが選ばれれば、事実上の初の選出となる。 ミラーが来るまでのインディアナはプレーオフでたった1勝しか したことのないチームだった。 しかし、ミラーが来てから57つの勝利をもたらした。 そして5回のカンファレンスファイナル・・去年のファイナル・・。 ただ、チャンピオンリングには手が届いていない。 それがどう影響するか・・。 ☆ラリー・ブラウン(フィラデルフィアHC) 「ミラーがチャンピオンシップを獲れるチャンスは何度もあったはずだ」 「しかし、不運にもマイケルジョーダンがそこにいた」 「そしてオーランドやニックスといった相手もいた」 「レジーのせいではないはずだ」 ☆Heinsohn(計8回のチャンピオンリングを持っている) 「関係ないよ」 「殿堂入りしている選手の中にも沢山ノンタイトルな人間はいるしね」 (119人中48人は持っていない) しかし、ミラーにはしかもそれを補うだけのものがある。 リーグ最高の3P%、歴代最高の4885本中1957本(407)と フリースロー%(883)の偉大な成績だ。 1シュートあたりの得点も1、46点で、その上を行く選手はマジック・ ジョンソンとチャールズ・バークリーだけである。 特に異常なのは、レギュラーシーズンでは平均19、5点にも関 わらず、プレッシャーなどがきつくなるプレーオフに入ると23、2 点に跳ね上がることだ。 ☆Jack Ramsay(ミラーのルーキー時代のコーチ) 「彼は素晴らしいクラッチシューターの1人だよ」 「彼は長い間、ここ一番でのビックショットを決めてきたんだからね」 しかし、こうやってみていると、ミラーが攻撃だけの人間にみがちだ が、多くの人間がそれを否定する。 ☆ラリー・ブラウン 「いいシューターだから殿堂入りするわけじゃないんだ」 「皆は彼の守備についてごたごたいうけど、彼は素晴らしいオールラ ウンドプレーヤーだよ」 「私がコーチしてきた中で彼ほど見くびられている人間はいないね」 ミラーが守ってきた選手を見てくれとアイザイアはいう。 ジョーダン、リッチモンド、スティーブスミス、デュマース、最近で言え ばコービー、フィンリー、アレンなど・・。 ☆アイザイア 「ミラーのプレーするSGは、もっとも守るのが難しいんだよ」 「しかし、彼からものすごく多くの点を獲った奴はそういないはずだ」 決して強靭とは思えない身体で長いシーズンに渡ってNBAに生き残 り、悪役として多くの財産をNBAとフランチャイズに残してきた。 23番(MJ)さえいなければ、史上最高のガードであったという声もある。 NBAで最も理解しがたい男が今後、なにをしでかしてくれかは神のみ ぞ知るであろう。