○インディアナの成績はノストラダムスすらも予想できない ものであろう 私はインディアナが48勝するのも難しいだろうと 思っていた。 アーテストは変わらずに無茶苦茶やると思っていた。 ブラッド・ミラーの抜けた大きな穴をジェフ・フォスター が埋めることはできないと思っていた。 ティンズリーは、カーライルが見切りをつけていないと いっているにも関わらず、私はティンズリーはベンチに 座り続けると思っていた。 インディアナは普通に序盤を進み、そして勝ち進んで いるときでさえ、そのうち低迷すると思っていた。 チームはセントラルディヴィジョンはおろか、イースタン カンファレンスのホームコートアドバンテージを獲得した。 信じられないようなレギュラーシーズンになった。 フランチャイズのNBAの歴史史上最高のレギュラー シーズンであり、最高の勝率である。 私もまったくもって予想が外れていたわけではない。 カーライルはチームをより強く、そしてプレーオフに いけるチームに変えてくれると信じていた。 アイザイアトーマスが抜けてもジャーメインはやって くれると信じていた。 まさかアーテストがシーズンを通して活躍するとは思って いなかった。 輝きをところどころで見せるとは思っていたが・・・ 彼は切れなくなっただけでなく、ディフェンシブプレーヤー オブザイヤーすら獲得しようとしている。 オニールが居ない時には穴を埋めた。 ティンズリーが今シーズンこんなに変化を遂げると思って いなかった。 しかし今彼はスマートにそして外からのシュートを決め、 リーグ最高勝率チームを引っ張っていっている。 彼の能力には期待していたが、彼のコンディショニング 等には失望していたし、疑問視していた。 シーズンはじめこそキャリアの中でどん底にいたが、 いまやもっともキャリアの中で輝いている。 フォスターがミラーの穴を埋め、さらにチームをより オールラウンドなチームにするとは思っていなかった。 多くの人々がいうように、フォスターは色々できるが 得点はできないので厳しいと思っていた。 しかしフォスターはディフェンスやリバウンドでミラー の穴を完全に埋めきった。 私はインディアナが真剣にNBAタイトルを獲得できる レベルにまで今シーズン達するとは思っていなかった。 たとえイーストを勝てたとしても、ウェストに対しては どうにもならないと思っていた。 イーストで勝てれば最高ぐらいに思っていた。 今、チームはイーストの高みにいるだけでなく、ウェスト すらも・・・。 私はカーライルがアイザイアの最大の問題であったプレー タイムの回し方を克服するとは思わなかった。 おそらくカーライルの影響であり、そしてチームの成熟 の証なのかもしれない。 見る方は楽しいのかもしれないが、インディアナはいつも そういったプレータイムに関する愚痴をこぼす選手が たくさんいた。 毎夜、クローシェア、ジョーンズ、ハリントン、 ジョンソン、ベンダー、アンダーソン、ポラードと いった選手が貢献する・・ あ、ブレゼッチもね。 次にインディアナではどんなサプライズが待っているの だろうか・・。 ベンダーが次のシーズンにオールスター? 聞かないでくれ、私もわからないよ。