○インディアナの層の厚さを示す人 インディアナが持つ優れたPGばかりであるジレンマ は他のチームにとってはなんともうらやましいジレンマ である。 ティンズリー、アンダーソン、ジョンソン、ブリュワー 彼らの存在がチームの首位に大きな貢献を残している ことはいうまでもない。 しかし、彼らのうちの2人はプレータイムを制限される。 4選手がプレーできるというのはなんとも贅沢なもの である。 それによりシーズンを通して戦える力をつけた。 インディアナがディヴィジョン優勝を決めたミルウォ ーキー戦はアンダーソンがスタートを勤めた。 インフルエンザで休んだティンズリーの代わりに チームを指揮した13年目のベテランガードはチーム をより効率的なオフェンスに造りあげた。 10点5アシスト0ターンノーバー。 6週間前には決して悪い状況ではなかったが、トレード デッドラインを前に一つの決断を迫られた。 ☆アンダーソン 「ウォルシュとバードが俺のところに来て、トレードの オプションを与えてくれた」 「彼らにとっても苦渋の決断で、そうしたくなかった みたいだ」 「デトロイト、トロント・・・」 「俺のエージェントがデッドライン2時間前に電話を してきて、どうしたいか尋ねてきたんだ」 「でも、こう答えた」 「カーライルの下でやりたいと」 「どんな状況下であろうとも、彼の下でやりたかった」 「彼は優れた人間であり、優れた友人である」 「彼がいるからインディアナにいる」 「彼には最大限の敬意を持っているし、彼の決めたこと であれば、俺はそれを実行するよ」 カーライルへの敬意に関わらず、アンダーソンは45試合 もの間、スターターとしてプレーすることはなかった。 しかしアンダーソンはすねることなく、プロフェッショ ナルを貫いた。 ☆アンダーソン 「ジャマールは若いし、彼がプレーしているときに チームは上手く動いていた」 「俺がプレーしているときもチームは上手く動いていた と思うが、みんなが動きたいように動かしていたと思う」 「だからここに残って、頑張ることにした」 「時々チームがうまくいってないとき、そしてよりよい 状態にできればいいと思う」 「でも、そんなに上手くいかないんだけどね」 カーライルは、全PGのプロフェッショナルさを 賞賛する。 ティンズリーでさえも、かつてはアンダーソン、ジョン ソンに次ぐ、3番目のPGだったほどだ。 それぞれの選手がそれぞれの特徴を生かしてきた。 ☆カーライル 「今、チームが素晴らしいポジションにいるのは、 4人の男たちを有しているからさ」