○ブラウンもカーライル批評 カーライルはダブルチームを食らっている。 でも、カーライルはヘルプを求める気はない。 ラリー・ブラウンがカーライルのアーテストの 賞獲得促進方法を非難した。 サンアントニオのポポビッチが先に地元ラジオ でカーライルの「確証のないデータ」を提示し、 アーテストの受賞を後押ししたことを非難していた。 ポポビッチはブルース・ボーエンを受賞すべき選手と いい、ブラウンはベン・ウォレスこそ受賞すべき 選手であるという。 ブラウンはデトロイトの記者と話す際にその問題に 触れた。 ☆ブラウン 「カーライルのやったことが正しいことだとは思わない」 「そういったことはすべきではないと思う」 「ベン・ウォレスのプレーは素晴らしいものであったし、 カーライルの統計はナンセンスの塊としかいいようが ない」 「もちろんアーテストも素晴らしいプレーをしていた けどね」 カーライルはアーテストが賞を取れたことを非常に 喜んでおり、ポポビッチやブラウンと対決するつもり はない。 ☆カーライル 「(周りの反響を)楽しんでいるよ」 カーライルによって、2人のビデオスタッフにより、 アーテストのディフェンシブポゼッションの内容を 紹介したビデオを作成した。 アーテストはマッチアップの相手に平均9,4本しか シュートを打たせず、平均8,3点しか得点を与えて いないデータを導きだした。 そのデータを今回の賞のプレスリリースで紹介して いた。 それに対し、ポポビッチは「確証のないデータで 人々に間違った印象を与えている」とののしった。 カーライルはコーチ達が選ぶオールディフェンシブ チームにアーテストが選ばれないのではないかと 心配したといっている。 ウォレスとボーエンも選ばれた。 ☆カーライル 「ラリーとポポビッチがアーテストに投票してくれた と聞いてうれしく思う」 「私も当然ウォレスとボーエンに投票したよ」 カーライルはポストシーズンにおけるチームの 選手の受賞のためにいろいろ電話をかけたりし、 サポートをしている。 デトロイト時代の2年前も同様だった。 ☆カーライル 「私は選手の努力もしっているし、私はその選手達が その賞に値すると感じれば、自分の選手の賞の獲得の サポートをしようとしている」 「ブラウンやポポビッチとあろうことが、私がメディア に影響をちょっとばかり与えられると思っていると信じ ていることが少し滑稽だね」 「私は気にしないけどね」 アーテストも水曜日の時点でこの問題を終わりにしよう と思っていたが、ポポビッチの相手チームのエースを 封じていた訳ではないという意見に反論し、さらに ボーエンとの1オン1をやろうともジョーク混じりに コメントしていた。 ☆ポポビッチ 「どっちもたぶん得点を取れないだろうね」 「どちらも互いにやりあって、次の試合はサスペンシ ョンで出られないんじゃないかな」 つまるところ、ポポビッチのアーテストへの主張は 彼の選手の将来の賞獲得へのアピールであると思われ ている。 ☆ボーエン 「コーチが選手の後押しをしてくれるのは非常に気分の いいものさ」 「ポポビッチが俺のためにそうしてくれたことは理解 しているよ」