○サブ選手の起用方法は次の相手次第 ケニー・アンダーソン、クローシェア、ポラードは マイアミとニューオーリンズのプレーオフシリーズの 結果に個人的な興味を示すのは当然である。 その結果により、彼らのプレータイムが決まるかも しれないからだ。 ☆アンダーソン 「プレーしたい・・でも、チームには勝って欲しい」 「プレーできるかどうかは重要ではない」 後の2人も同様のことをいう。 サブのパターンはレギュラーシーズンでも顕著に 現れている。 クローシェアはマイアミ相手のシリーズの方がプレー タイムが増えるだろう。 一方でポラードはニューオーリンズ、アンダーソンは 相手がフルコートでのディフェンスを行って、ピンチ になると機会がまわってくることになるだろう。 マイアミのフロントラインはニューオーリンズよりも 小さく素早い選手が多い。 マイアミのセンター、グラントとハスレムは6−9で 6−10のクローシェアでも十分マッチアップができる。 クローシェアはマイアミとの3試合で44分プレーして おり、ポラードは1試合欠場で22分。 そのうちの18分はアル・ハリントンが欠場し、マイア ミがバトラーの欠場のためにマイアミがより大きなライン ナップをひいてきたときのプレータイムである。 ポラードはしかしながらニューオーリンズに対しては クローシェア以上にプレータイムを与えられるだろう。 ニューオーリンズには6−11・260ポンドの ジャマール・マグロアなど大きな選手がたくさんいる。 ポラードはレギュラーシーズン、クローシェアよりも 4分ばかりプレータイムが少ないが、クローシェアは アーテストの欠場などでプレータイムを増やしたと いえる。 ☆カーライル 「プレータイムのことについて話すには時期尚早で ないかな」 「まだなにも話すことはないよ」 「しかしながら我々はもしより大きな相手と対峙する ときはポラードのような選手を使う傾向になるのは 確かであろう」 「逆にマイアミのような相手であれば、違った方法を とることになる」 「つまり両方のシナリオを用意しなくてはいけないと いうことである」 マイアミやニューオーリンズのようなプレスディフェ ンスを行うチームにはアンダーソンのような身体能力 を有したガードが生きてくる。 同じサブのジョンソンよりもボールハンドリングが上手く、 パスも上手い。 カーライルはジョンソンを2番手で使うとコメントして いるが、アンダーソンも当然に有効利用するだろう。 アンダーソンは4月のデトロイト戦で相手のプレスディ フェンスにジョンソン以上に上手く対応してみせた。 彼ら3人は決してベンチプレーヤーの中心ではなく、 不満もあるかもしれないが、不平をいったりはしない。 3人ともインディアナの層の厚さは理解している。 今の立場、そして試合での役割を理解している3人の 存在はインディアナのベンチにおいて非常に重要な ものである。 ☆クローシェア 「他の選手が非常にプロフェッショナルな振る舞いを している中で、1人プロフェッショナルな振る舞いを しないってことは非常に難しいものさ」 「アンダーソンやポラードだって不満はあるだろうが、 上手く対応している」 「俺も彼らのように上手く対応できていると思うし、 それを周りの選手がこういう状況でどういう対応を すればいいかを理解してくれるだろう」 セミファイナルまでの練習日は彼らにとって他の選手 以上に重要なものであり、難しいものである。 普通の練習と、試合に出られるかどうかわからない 練習はまったくの別物である。 ☆アンダーソン 「難しいよね」 「でも、ただやるしかないんだ」 「いつも出られる準備はしておかなくてはいけない」 「なにが起こるかわからないからね」