○ACはさらに上のステップを進むかもしれない フォスターは来シーズンのトレーニングキャンプについてある程度の考えを有している。 ACマイクブラウンと同行しようと。 しかしこうもいう。 「マイク・ブラウンはインディアナにいないかもな」 フォスターの考えだけではない。 インディアナでのマイク・ブラウンの時間はあと少し であるともいわれている。 33歳。 まだ1年目だが、NBAの他のチームのHC候補の1人 であるといわれている。 仕事は不安定なチームの間に転がっている。 多くのコーチがそれを利用してきた。 勇敢なチームは未知数なコーチを使う可能性を持って いる。 多くの人々はブラウンがそのチャンスを持ったコーチ であると感じている。 今年の夏でないにしろ、そのうちすぐに・・・。 ブラウンも準備ができていると思っている。 ☆ブラウン 「この業界でやっていけるかどうかはわからない」 「しかしながらチャンスがあれば、そうしたいと 思う」 「失敗するかもしれないが、私はやれるという自信を もっている」 「やれといわれれば、やるというつもりだ」 カーライルのインディアナでの最初の仕事の一つは、 サンアントニオでACをしていたブラウンへの電話で あった。 カーライルはインディアナのACからデトロイトのHC になる空白の期間にブラウンと知り合った。 明確にはマイク・ブラウンがデンバーにいた頃から 知っていたのだが。 カーライルは他のチームの練習をまわり、その際に サンアントニオの第2ACだったブラウンに目をつけた。 ☆カーライル 「私は彼が優れた人間であることを知っていた」 カーライルは自分が信じる助手を雇うことに重きを置く。 カーライルはいつかHCになるだろうことを念頭にお いた上でブラウンを獲得した。 それがよりよいスタッフを作りあげることになると 信じている。 なぜカーライルはブラウンをそういったコーチであると 思うのだろうか・・。 ☆カーライル 「彼という人間を理解しているからさ」 「彼には存在感がある」 「彼自身HCへの布石としている」 「ACの多くは専門的な分野を作りあげ、そこにとどま る傾向にあるが、彼はいつも私同様に全ての面で自分の 理解を深めようとしている」 カーライルはブラウンにアソシエートHCという肩書き を与え、ディフェンスを担当させた。 ディフェンス面ではブラウンに全ての責任を与え、カ ーライルがデトロイト時代に使用しなかったゾーン ディフェンスをブラウンの説得により、とりいれた。 ブラウンは自由に選手とコミュニケーションを取ること も許され、試合中、もしくはタイムアウトの際や、ハーフタイム時に選手を呼んでレクチャーしたり、大声で 叱咤激励しているケースも珍しくない。 ☆ブラウン 「私は自分がしてほしいときにどんなことをしてほしい かいってるだけだよ」 「それ以上のことは望んでいない」 父親が空軍の退役軍人であるブラウンは権威といった ものに非常に注意を払う。 それゆえにHCとの一線を越えないようにしている。 しかしブラウンはそういった嫌な仕事を彼がすることで HCの負担を軽減できると理解している。 ☆ブラウン 「NBAのHCには4、5つの武器がある」 「もっと持っているコーチだっている」 「リックのように若いコーチはチームや選手のことで 頭がいっぱいになってしまう」 「私にはカーライルにはない4つ5つの武器をカーラ イルに与えることができるんだ」 いまのところ、ブラウンは選手達からの反発なく、 仕事をこなしている。 ☆フォスター 「マイクは上手くみんなの心を掴んでいる」 「彼は選手が誤った方向に進んでいる際に、正しい 方向へと選手を導くことができる」 「彼は間違いなく、もっと大きな存在になるだろう」 「今後も彼が率いるチームには幸運がもたらされる だろうね」