○オニールおまえがチームを引っ張れることを示す時だ 重要な場面でオニールにシュートを任せられなかった ことについて、彼は「チームの誰でも重要なショット が打てる」と政治的に答えた。 レジーはこういう。 ☆レジーミラー 「ジャーメインは一試合で25本はシュートを打って もらわないとね」 「チームは彼にボールをまわせるよう上手くやらなく てはいけない」 「彼は30、いや40本50本シュート打つ必要が あるんだ」 大抵の人間は、オニールはインディアナのエースである だけでなく、MVP候補であったことを理解している。 しかしデトロイトとの第2試合は後半0点に終わった。 ほとんどボールがまわることなく・・・ インディアナのスタープレーヤーがスタープレイヤーの ように活躍するのではない。 チームが彼にチャンスを与え、スタープレイヤーのよう に活躍させなくてはいけない。 35パーセント以下の得点力であるインディアナ オフェンスにおいて、他に誰に頼るべきだろうか? アーテスト? 様々な理由で彼は迷走している。 やや自分勝手になり、そして自信を喪失しつつある。 守備面では素晴らしいが・・ ティンズリー? 決勝前に足首の怪我、そして膝の腱に不安があったが、 その状況はますますひどくなっている。 代わりのジョンソンはいいプレーも見せているが、 デトロイトのプレッシャーの前に苦しみ、チームに 攻撃時間をあまり与えられていないのが現状である。 ファンの多くはケニー・アンダーソンに期待している かもしれない。 アンダーソンは「フラストレーションが溜まっている よ」「俺はきっとチームを助けることができる」「 以前にもこういった経験があるからね」 かつての経験に頼るのもいいかもしれない。 レジー? もしチームがレジーに頼るのであれば、またかつてに 戻ろうとすることになる。 もちろんミラーは輝く瞬間を持っている。 しかし安定性にかけている。 テイショウン・プリンスにブロックを食らった2戦・・ それを少し感じざるを得なかった。 1999年のレジーを求めるのはもうやめる時期が 来ているのかもしれない。 本人もそうなるとは思っていない。 ベンダー、ジョーンズ、ハリントン・・・ 彼らに期待しなくてはいけないときなのであろう。 これはセンチメンタルジャーニーではない。 紛れもなく、プレーオフなのだ。 「レジーにリングを」を叶えるには、レジーを観客に 変える状況を作らなければならないのかもしれない。 第4戦、絶対に落とせない。 勝つにはなにか違ったことをするのではない。 レジーがいうように、それはオニールの肩にかかって いるし、オニールがスーパースターのようにプレーで きるよう周りがサポートしなくてはいけない。 もしできないのであれば、まだ若い選手の一つのプロ セスにすぎない。 これはオニールにとっての一つのステージであるし、 他の多くの選手達にとっても新しいステージである。 同様の場面に立たされたとき、ミネソタならガーネット に頼り、サンアントニオならダンカン、レイカースなら シャックであり、コービーであるだろう。 それと同じである。 ミラータイムもそうだった。 しかしミラーはこういう。 「ジャーメインオニールがどうすべきか見つけ出すとき である」と。