とうとう崖っぷちだ。 クローシェアのコメントが第5戦のひどさを物語る。 クローシェアだけではないだろう。 チームのみなが同様の気持ちである。 ☆クローシェア 「勝ちたいという気持ちが全く感じられなかった」 「この1年通してやってきたものではなかった」 「最初の6分間・・・あとはもう・・・」 「追いつくはずもなかった」 以前経験したものもいる。 しかし始めての経験が大半だ。 ☆クローシェア 「やっかいだよね」 「フリースローが決まらない」 「ルーズボールが取れない」 「相手にやりたいようにやられた」 それだけではない。 3Pは決まらない。 インサイドでも決まらない。 ハミルトン、ラシードウォレスを止められない。 たった65点33パーセントのFG。 3Pにいたっては19パーセントである。 結果的に足を痛めたティンズリーを攻撃にすえたのが 仇になった。 オニールはティンズリーよりも少ない10本しか シュートを打っていない。 なにが起きているのだろうか。 6分間は頑張っていた。 しかし突然・・・ ☆クローシェア 「デトロイトがどうこうじゃない」 「ウチの問題だった」 デトロイトには既にファイナルにいくというものを 理解しているように思える。 インディアナはまだそうではない。 カーライルも少し混乱している。 ☆カーライル 「チームはまだ準備ができていないように思える」 「オニールにシュートをあまり打たせられなかったの は明らかに私のミスである」 「自分自身に失望しているし、この試合の重要さを 選手に感じさせられなかったことにも失望している」 ただそれだけであろうか? いや、違う。 もしコーチがその試合が重要であるといわなければ ならないのであれば、そのチームはまだまだのチーム であるといえよう。 インディアナはまだまだのチームであるということだ。 大抵のチームがプレーオフに進出し、年々1ラウンド、 2ラウンドとステップを踏んでいる。 しかしインディアナはプレーオフ初戦敗退からカンファ レンスファイナルに進んでしまった。 またチャンスは来るだろう。 しかしデトロイトは厳しい状況を勝ち上がっている。 つまるところ、インディアナが自分たちがファイナルに 行くべきチームであると思っているかどうかである。 そのことを彼らは理解しているはずだ。 彼らは第4試合でそれを示した。 ボールをまわし、外からも決めた。 上手くそれを維持していけばいい。 いうまでもなく、怪我は重要だ。 ティンズリーはあまりよくないのであれば、ベンチから でもいい。 オニールも怪我しているが、もしインディアナ決戦に 持ち込むのであれば、彼がやるしかないのだ。 Rウォレスも怪我を抱えているが、頑張っている。 インディアナは長い道のりをへて61勝を上げ、 トップシードに輝いた。 あとはやってくれるかどうかだけだ。