○2004年シーズン終了後、カーライル シーズン61勝でリーグトップ、しかしイースタン カンファレンスファイナルでデトロイトに敗退。 次の2004−2005年シーズンについて、 カーライルの考え、計画について聞いた。 Q1 最後のミーティングではチームになにかいいましたか。 A チームはまだ来るべき部分の中間地点にいる。 優勝してリングを獲得するという目標の中間点だ。 プレーオフ4戦(1ラウンドからファイナルまで)の うち、2戦に勝つことができたという意味だ。 3戦目もいいところまでいったが、チームとしても 個々の選手としても、なにか足りない部分があった。 プレーオフはもちろんのこと、デトロイト戦においても チームは多くのことを学んだと思う。 この夏は重要な意味合いを持つ。 選手達は個々のレベルをあげていく必要があるだろうし チームとしてもドラフト、トレード・・いろいろな 決定を下さなくてはならない。 選手達は負けた後、満足したという感じを受けなかった。 それは選手達が戦う姿勢、そしてより大きなタイトルを 取ることを目標としていることが伺えた。 チームにとって素晴らしい兆候だと思う。 Q2 個々のプレーヤーはなにをやっていくべきですか? A たとえばベンダーはこの夏に身体の強化をし、チームの システムを理解する必要があるだろう。 ジャーメインは身体を直し、また1年間やれる身体を 作ってもらいたい。 各選手、個々の能力をのばし、よりよい状態で、来年も チームのシステムを体現してほしい。 Q3 なにを伸ばしていけば・・・ A3 攻撃をどうするか。 守備面は同様でいいと思っている。 なにができるか理解しているしね。 トレーニングキャンプがはじまったとき、システムを 理解していてくれれば、より攻撃面でよくなり、より 得点をあげることができると思う。 Q4 どのように攻撃していくか。 A やることはちょっとしたことになると思う。 大半は個々によるだろう。 来年、悪くなるとも思わないし、FAやトレードで 若干の変更はあるだろうが、特に問題はない。 Q5 ハリントンはスターターを望んでいるが、いまの チーム状況ではそれは望めない。 どうなっていくと思いますか・ A アルにとっては厳しい状況かもしれない。 リーグをみれば、当然スターターであるべき選手だ からね。 夏を通して、成長し、スターターになれれば、それは 素晴らしいことだ。 もしそうでなければ、もしかすると彼は他のチームに いくかもしれない。 それらの決定についてはラリーバードやウォルシュが 決めることだ。 アルの存在はチームに大きなものだった。 6マン賞を取れなかったが、彼は十分にインパクトを 残したといえる。 チームの躍進の原動力の1人だと思っている。 Q6 チャンピオンになるにはなにか変更が必要ですか? A6 まだチームは若い。 まだまだ発展していくだろうから、大きな変更は不要 だと思っている。 来年よりよいチームになると思っている。 しかしこの夏も忙しい夏になり、ロースターも 変わるだろう。 どうなるかはラリーとドニーによるよ。 Q7 トレードについて A7 ラリーとドニーは若いタレントを獲得しようとする 傾向にあるよね。 でも、もしチャンピオンシップにつながるような ベテランがいれば、彼らは決定をくだすだろう。 私はどうなるかわからないよ。 言えることは時間が回答を出すだろうってことさ。 Q8 チームに必要なものはなんですか。 A アウトサイドからのシュートはプレーオフに勝てる チームの必須だよね。 そしてビックマンもしかり。 インディアナは少しアンバランスなロースターだった ような気がする。 SFのポジションは飽和状態でそれぞれに十分な プレータイムを得ることができなかった。 ある意味ジョナサンの怪我のおかげで、その問題は 少し解消したが、この夏にバランスを取るかもしれ ない。 もちろん値する選手がいればの話だけどね。 Q9 来シーズン、レジーミラーの役割は? A なによりもレジーが来年もやってくれるか・・。 もしその決定を下した上で、その話について少し話す ことができるだろう。 レジーが来年もやると仮定した上でいえば、来シーズン もスターターとしてやってもらうだろう。 しかし、それについてもいろいろ話合わなくては いけない。 Q10 レジーはあなたに引退を示唆するようなことをして ますか? A ないね。 彼はそういうことはしないよ。 重要な決定だしね。 彼がやってくれるならチームにとっても大きな意味を 持つね。 是非もう一年やってほしい。 Q11 ベンダーはどうですか。 A いうまでもなく、彼にとってこの夏は大きな意味を持つ だろう。 彼の発展のために、チームは全力を尽くすつもりだ。 彼は今年大きな成長を遂げた。 いつも怪我により、成長が遅れたが、彼には期待して いる。 7フィーターで、3Pが打て、ポストができ、ドライブ もでき、ショットブロックもできる。 まぁなによりも重要なのはいい状態でトレーニング キャンプに参加してほしい。 SFとPFを任せたいと思っているよ。 Q13 オニールの膝が癒えるのに6ヶ月ぐらいかかると いっており、オリンピックも出ないといっているが どう思っていますか。 A 骨の打撲は結構かかるんだ。 五輪に出ないという選択は賢い選択だと思う。 この夏は治療に専念してほしい。 正直そんなに深刻な怪我だとは思っていないよ。 Q14 オフでの選手達のプログラムに関与しますか? A 選手達にはアグレッシブにやってほしいといった。 みんながバラバラのところでやるのなら、旅行者の ように飛び回ることになるだろう。 サマーリーグも重要な位置づけをしている。 できる限りやれる選手を獲得したいからね。 Q15 先ほどからこのオフを重要なものととらえているよう ですが、それはあなたがそう感じているのですか? Q15 エクスパンションドラフトは? A 我々は1人の選手を失うかもしれないし、そうでない かもしれない。 プロテクトするしないはラリーとドニーが決めること。 彼らはかならず正しい決断をすると思っている。 できれば誰も取られないといいけどね。 まぁドラフト前に行われるものだから、ドラフトなど も含めて、色々大変だろうね。 Q17 マイク・ブラウンについては他のチームのHCという 話もありますが。 A 彼を失う可能性は非常に高い。 しかし、それは高いレベルでコーチできるコーチを 獲得したのだから仕方のないことだ。 彼にとってもいい機会だろう。 Q18 アンタッチャブルな選手はいますか。 A ドニーとラリーがいうことだね。 まぁ個人的にはオニールはトレードに出されないだろう。 あとは彼らに聞くことだよ。 Q19 就任当初を考えて、チームは期待以上の結果を残せた と思いますか? A うーん、まぁジェフフォスターは大きな驚きだった。 重要な役割を果たしてくれた。 Fジョーンズもそうだね。 いま思えば2年前のドラフトは素晴らしいものになった。 ただチームの躍進については特に驚きもないよ。 Q20 ポラードはなぜローテーションに組み込まれなかった んですか? A ポラードには重要な役割を期待していた。 相手が大きなチームか小さなチームかで使い分けを していたのだが、大きなチームならポラード。 小さければクローシェアだった。 そんなにプレーしなかったが、ベテランとして、 ポラードはベンチで重要な役割を果たしてくれた。 アルやフォスター、ジャーメインといった選手が おり、そしてたいした怪我もない状況で、彼を 使う機会があまりなかった。 もしチャンスを与えていれば、彼はしっかりと 貢献してくれただろう。 Q21 この敗北は必要なものでしたか? A もちろん。 多くの経験を得ることができた。 初めてカンファレンスファイナルを経験できた選手が 多いからね。 今年はなんども困難な状況を経験できた。 非常に大きな意味をもつ年だった。 Q21 ケニーアンダーソンは「来年他のチームにいくだろう」 とコメントしていました。 ベテランPGは必要ですか。 A 若手の向上に大きな貢献をしたのでできれば戻って 欲しいが、それは仕方のないことである。 ティンズリー、ジョンソンがいる。 ブリュワーも好きな選手ではあるが、できれば、 もう1人闘争心を持ったPGが欲しい。 3人でも戦えないことはないけどね。 Q 実際のところ、チームのロースターには問題なかった ですか。 A バランスがいいのが一番だったが、怪我というもの がある。 インディアナのロースターはやや偏向が見られたが、 怪我には上手く対処できた。 アーテストの怪我などにも問題なく、対処できた