○インディアナに必要な男 「彼をとってくれ」 そう、トレイシー・マグレイディーのことだ。 マグレイディーは既に移籍希望を表明しており、 たとえチームがトレードにださなかったとしても 来シーズン、彼はプレイヤーオプションFAとなり、 移籍する可能性がある。 チームはシャキール・オニールの2の舞は絶対に 避けたいところである。 インディアナはどうであろうか。 苦しいところはあるが、なんとかやれないことは ない。 もう一度いいたい。 「マグレイディーを獲得してくれ」 ☆ウォルシュ 「オーランド関係者に興味はあるっていったよ」 「トレードされる可能性はあるみたいだ」 「あんなに素晴らしい選手だからね」 「もちろん興味あるよ」 どうやってやろうか? マグレイディーのサラリーは14,5ミリオン。 ハリントン(6.3ミリオン)はいうまでもない。 問題はもう1人だ。 ベンダー(6.5ミリオン)? 私はそうしたいが、オーランドは望まないだろう。 アーテスト(6.2ミリオン)? 厳しい。 しかし、私ならマグレイディーのために行いうる だろう。 イーストにおけるシャックとコービーのような存在 を作り上げるために支払う価値があると思う。 ☆ウォルシュ 「主要なスタッフの全員が同意すれば、ウチの2人 を出して、マグレイディーを獲得するだろう」 「そんなに難しい話でもないだろう」 マグレイディーはインディアナへの移籍に興味を 持っている。 もちろんマグレイディーは来年度のプレイヤー オプションを放棄することが前提になる。 ウォルシュ、バードともにデトロイトを越えられる 可能性を持つチームを作れるのなら、オニール以外 は喜んで放出するだろう。 アンタッチャブルな選手は誰か聞いてみた。 ☆ウォルシュ 「いない」 「ジャーメインを除いてね」 「彼はフランチャイズプレーヤーだから」 アーテストも? 「もちろん」 ベンダーも? 「もちろん」 マグレイディーは唯一のビックネームではない。 レイカーズから出ることが濃厚なコービーだって いる。(ただ法律問題があるが) インディアナよりもいいオファーを出せるチーム だってそんなに多くはない。 チームに必要なセンタープレーヤーダンピアーだ っている。 しかしマグレイディーはチームに必要なものを 与えてくれると思う。 外からの得点力。 そしてオニールへの負担の軽減。 そして厳しいディフェンスから上手く得点する 能力・・・レジーミラーの後継者に相応しい 人間である。 もちろん、契約は大きなものだし、セルフィッシュ になりすぎるときもある。 しかしチームが勝利するようなところであれば、 彼は日に40点以上の得点を求めたりはしない だろうし、きっと再生する。 インディアナはレイカーズを倒すデトロイトの姿 を見て、より気持ちが強くなったのではないかと 思う。 デトロイトはラシード・ウォレス獲得というウルトラ Cで劇的な優勝を飾った。 今度はインディアナの番である。 その選手の名前はマグレイディー。 「彼を獲得してくれ」