○パパ一年目 人生の大きな転機は素早く予期せぬ場面にあらわれる。 去年の夏、カーライルは無職だった。 子供もいなかったので、奥さんのドナと2人で サウスカロライナの自宅で冬を越す予定だった。 それからバードにオファーを受け、インディアナの コーチになる。 そしてすぐドナは妊娠検査で妊娠の可能性を示した ことをカーライルにつたえた。 ☆カーライル 「叫んじゃったよ」 「信じられなかった」 デトロイトを解雇されてすぐに2つの人生の大きな 転機にでくわした。 カーライルは、妻と仲良くなったインディアナで HCを務めている。 チームは61勝をあげ、カンファレンスファイナル に進出、より輝かしい未来も見え隠れするチームだ。 そしてさらにかわいい娘、アビガイルを授かった。 そして今日、彼ははじめての父の日を祝っている。 ☆カーライル 「信じられない一年だった」 カーライルは2000年9月に結婚してから子作り に励んでいた。 そしてやっと報われた。 そしてそれが夫婦で望んだ女の子であったことに 喜びを感じている。 アビガイルは5月7日、マイアミとのプレーオフの 最中に生まれた。 初子にとって決していい時ではなかったが、カー ライルにとって、試合後に家でどきどきしている 自分を自分なりに楽しんでいた。 ☆カーライル 「理由はわからないけど、全てのことに落ち着いて いたよ」 「なんでかはわからないけど、落ち着いてた」 カーライルにはドナの妊娠の最中に多くのアドバイス をくれる人間がいた。 ケニー・アンダーソン、アーテスト、クローシェア オニール、ポラード、ティンズリー・・・。 彼らは先輩お父さんである。 ☆カーライル 「彼らに私が彼らの子供についてなにか尋ねるたび に彼らの答え方は一貫したものだった」 「みんな笑って目を輝かせながら答えていた」 「彼らはいい情報を与えてくれたよ」 カーライルはアビガイルは学術研究者になると 思っている。 もしかすると、妻と同様に医師になるかもしれない。 アスリートかもしれない。 カーライルもNBA選手だったし、妻もアスリート であった。 アビガイルは、規則的に眠り、特に問題を起こしたり しないコーチが喜ぶ子供だという。 ☆カーライル 「彼女は素晴らしいよ」 「彼女は美しい小さな少女さ・・・」 カーライルは笑いながら目を輝かせながらそう 話した。