◎なななななんと、ラリーケトナーの顔がスター紙に載った。 1999年シカゴ2巡目47位。 さすがのインディアナファンでもまだ馴染みが薄い人が多いはず。 それも仕方がないことであろう。 シーズンが始まって1分1秒と試合に出ていない唯一の選手で ある。 ケトナーは座って試合を観戦するだけの毎日にうんざりしている。 自分が出来るプレーをみせたくてうずうずしているともいえる。 ドニーウォルシュ様とアイザイアもケトナーがやれる選手というこ とは十分理解しているにも関わらず・・・。 ならなんの問題が・・・? 怪我だ。 ケトナーはシーズン当初から膝の膝蓋骨の炎症に悩まされていた。 そして、ほんの数週間前に出られる状況になったが、今度は練習 中に右手首を怪我したり、ついていないことも出られない原因の 一つである。 ☆ケトナー 「とにかく今は体重を維持し、ウェイトルームで一生懸命頑張るだけ なんだよ」 「自分自身色々やってきているつもりだ」 「とにかく今は気を持続させなくちゃいけないんだ」 そして、もう1人インディアナで大してゲームに出られない人間が いる。 ケトナーの親友の1人、タイアス・エドニーだ。 彼は、ベンダー達若手の育成と一度の左足の捻挫でリタイアし て以来出場機会を失っている。 同じく試合にあまり出られないエドニーもケトナーがやれると信 じている一人だ。 ☆エドニー 「ケトナーは集中しつづけているよ」 「いつか彼が必要なときがくると本人もわかっているから気を 維持しつづけられるんだと思うよ」 多くの人間がケトナーは、インディアナのインサイドのフィジ カル面の弱さをカバーするときが来ると感じている。 しかし、ケトナーはプレシーズンに7試合出て以来、出場の 機会が与えられない。 ☆ケトナー 「とにかく、待つだけだよ」 「チームはちゃんと俺に期待してくれていから、今はとにかく 俺が出来る力をみせてやりたいんだ」 その能力をもっとも信じているのは、他でもないウォルシュ様 である。 ウォルシュ様は大学時代からケトナーに興味を持っていた。 ☆ウォルシュ 「私は彼が大学時代プレーするのを見たことがある」 「色々な能力と、プロで十分やれる体であることを私にみせつ けてくれた」 「去年、クリーブランドであまり出場できなかった時にも、私は 彼に興味があったんだよ」 クリーブランドをFAになったケトナーを、このウォルシュ様が 見逃すはずがなかった。 そして、ケトナーは元ミシガン大ファブファイブ、ジミー・キング との争いに勝ち、インディアナに籍を置くようになった。 ☆アイザイア 「彼はうちにリバウンドと、戦術の幅を与えてくれるんだ」 「うちには多くの優れた選手がいる」 「さらに、ケトナー、フォスター、タバックといった縁の下の 力持ちの役割をこなせる選手にも恵まれている」 いま、とにかくケトナーはプレーできるチャンスを求めている。 ケトナー自身は、かつてウォルシュ様が低い順位で獲得した アントニオデービスのように、活躍できる日を夢みている。