○デビット・ハリソン獲得・・・ インディアナはトレードアップして、コネチカット 大学のベン・ゴーデンを獲得しようとした。 その努力が報われなかったが、ラリー・バードは 唯一幸せだったのが、29位まで落ちてきたデヴ ィット・ハリソンの獲得だった。 インディアナの目標はオレゴン大学のルーク・ ジャクソンといわれていた。 しかし実際にはシカゴの3位指名であるゴードン が目的であった。 ☆バード 「もし3位をとれれば、ゴードンが欲しかった」 「ゴードンは私がほしい選手だった・・・」 「でも、彼を取るためのトレードアップできな かった」 そしてインディアナは7フィート285ポンドの ショットブロッカー、そしてゴール下で素早い 動きのできるハリソンを獲得した。 ☆バード 「29位で彼を獲得出来たことがとても嬉しい」 「6回見に行ったが、5試合で彼は素晴らしい プレーをみせてくれた」 「テキサス工科大学戦は終始圧倒していたよ」 ハリソンは昨年コロラド大学1年として、平均17点 (FG63パーセント)8.7R、2.9BS。 ☆カーライル 「1巡目の最後にNBAでやれる能力を持った 7フッターが取れるのであれば、それは素晴らしい ことじゃないかな」 クリーブランドがルーク・ジャクソンを獲得し、 クリーブランドはジャクソンをアル・ハリントン プラス1人でインディアナに送り出すという噂が 流れたが、インディアナはゴードンを奪われ、 すでに違ったことを考えていた。 ハリソンの獲得のために、シアトルの12位や デンバーの20位へのトレードアップを考えたが、 その負担を考え、引くことにした。 ☆バード 「ただ一歩さがって、待つしかなかった」 インディアナのアウトサイドからの得点力のなさが バードがゴードンに興味を示した主な理由だったが、 エクスパンションドラフトでブレゼッチを引き抜か れたフロントコート陣にもう1人ビックマンを 加えたいと思っていた。 それゆえにバードはハリソンを獲得できたことを 大いに喜んだ。 ☆バード 「結局のところ、NBAでやれるかどうかは彼が NBAでポジションをとるためにどれだけ一生懸命 やるかにかかっている」 やる気といった問題はドラフトでハリソンの指名 順位を下げた最大の理由かもしれない。 ☆ハリソン 「ぶっちゃげた話、私のやる気は疑問視されていた」 「本当にくやしい」 「しかしNBAに入ったら、スカウトが先に指名 した他のハードワーカーと同じぐらい一生懸命 やるつもりである」 ☆カーライル 「私は彼がNBAの中での本当の練習というものを 教えてやれることに興奮しているよ」 「チームは彼について多くの貢献を引き出せると 思っている」 彼をとりまく多くの疑問があるが、ハリソンは こういう。 ☆ハリソン 「俺は最初の契約期間中(3年平均0.69ミリオン)にオールスターに出場したい」 「俺は1年目からスターターになりたい」 「オールルーキーチームに入りたい」 「だから俺はこの明確な目標にたどり着くために、 一生懸命やるつもりだよ」