◎アーテストはトレード候補ではない。 アーテストとバードは互いに今シーズンも一緒にやっていくような雰囲気を みせている。 2人ともアーテストが昨シーズンのプレーオフでなんどか過ちを犯したこと を認めている一方で、ともにトレードがないだろうという考えを持っている。 バードはなにかしらのトレードが行われる可能性がないということを否定は しなかったが、バード自身アーテストのトレードに積極的ではないとコメン トしている。 ☆バード 「もしアーテストをトレードするのならば、よりよい選手を獲得できない とね」 「仕事だから、チームの選手の誰かをトレードしないとはいわない」 「でも、リーグでトップ10に入る彼をトレードするならば、そのレベル の選手を獲得できないとね」 バードとアーテストはこの夏一度会合を持ったというが、決してトレードの 話ではないという。 アーテストはこの夏、エージェントを解雇し、さらに契約メーカーを変えた。 そして3人の少女グループをプロデュースするなど色々な活動を行った。 今は、コンセコで毎日練習を行っている。 ◎責任 アーテストは終盤フラストレートの溜まるプレーをみせた。 レギュラーシーズンの活躍をよそにデトロイトとのカンファレンスファイナル では、シュートミスを繰り返し、そして練習に遅れたり、頭痛という理由で チャーター機に乗り遅れた。 さらに試合ではフレイグラントファールを犯し、チームの勢いを完全に 止めてしまった。 アーテストはその責任を受け入れるとともに、学習過程にあると感じている。 ただアーテストは個人的な問題でデトロイト戦での問題になったというのは 否定している。 頭痛があったとコメントする。 ただ練習やフライトに遅れたことは後悔している。 ☆アーテスト 「頭痛があってもやらなくてはいけなかった」 「優勝を狙っているのに練習を休んではいけないし、がんばらなくては いけなかったと思う。」 「なんとか休もうと思ってしたことだが、自分にとってはよかったことだが、 チームには大きな迷惑をかけてしまった」 「チームの方がより大事なのにね」 ☆バード 「ロンだけでなく、多くのプレッシャーがあるものさ」 「その中で集中しつづけなければならない」 「ロンはよくないことをしたかもしれないが、だんだんよくなっているのは 感じている」 「あとは本人の問題さ」 アーテストは、スラムマガジンで自分がチーム一の選手であるといった コメントをし、オニールに対する軽視的発言を行ったといわれる。 アーテストはそのような意思がなかったといい、そしてアーテスト自身 オニールをMVP投票したという。 ☆アーテスト 「侮辱するつもりなんかなかった」 「でも、俺もプレーヤーだからジャーメインばかり活躍させたいとは 思っていない」 「とはいえ、彼にパスをしないといってるんではない」 「俺が毎試合30点取れればチームは勝てると思っている」 「自分ももっといい選手になりたい」 「まだ満足していないんだ」 アーテストも自分がオーナーだったら自分をトレードするかもという。 もちろん自分が一番の選手だと思っているが。 ☆アーテスト 「チームがよくなるならば、俺もそうするよ」 バードも同意する。 しかしバードはアーテストより上の選手が沢山いるとは思っていない。 ☆バード 「みんなに聞きたいが、アーテストはどのくらいの選手だと思っているん だい?」 「オースチンクローシェアにそれについて聞いたら、こう答えたよ」 「あれは信じられないような選手だねって」 「彼はみんなが見慣れないようなプレーをする」 「その多くが非常に価値のあるプレーである」 「彼はそれぐらい多くのいろいろなことができる選手なんだよ」