◎インディアナ史上最強のブロックショッター ジャーメイン・オニールは色々なものから学んでいる。 もちろん練習や試合経験もそうだが、偉大な選手のビデオ、 そして、チームの選手からも色々学ぶことが多い。 木曜日の夜、ポートランドvsサンアントニオの試合を自宅で オニールが観ていると、同じ試合を観ていたミラーから何度も 携帯メールが送られてきた・・・。 サンアントニオのガード、デレックアンダーソンが3ポイントを 決めたとき、ティム・ダンカンがダッシュして、ディフェンスの 注意をインサイドに集めたが故に、アンダーソンがフリーに なった。 ミラーは速攻に走っても、自分がフリーになることがない。 これをオニールに促したかったのだ。 オニールは、レジーにこう返した。 「OK、レジー、僕もこういう風にするよ」 先週の日曜日に行われた、かのニュージャージー戦以来、 彼の動きは勢いを増している。 ☆フォスター 「ジャーメインが自分のプレーをしだしたら、彼は驚異的だよ」 ☆ハリントン 「最終的には、ムトンボのような選手になりうるかもね」 もちろん、オニールがムトンボのようになるにはまだまだ道のり は長い。 スタミナ、集中力、安定性などに改善の余地がある。 不必要なファールも多いという弱点もある。 しかし、金曜日の彼は、22歳なんていう空気でなかった。 まるでムトンボのようともいえる働きをした。 ☆アイザイア 「攻撃・守備にとって重要なファクターになっていた」 攻撃面では、2Qに4つのミドルレンジからのシュートを沈める など、自分の攻撃オプションに進歩をもたらしている。 相手守備選手が、そういった外のシュートも警戒するように なれば、彼のスピードやドライブがよりいきてくるはずだ。 守備面でも、7ブロック、他の面でも十分な能力を発揮。 オニールは、現在、かつての偉大な名ブロックショッターである 元ボストンのセンター、ビル・ラッセルを研究している。 オニールのブロックショットは、高さ、タイミング、巧さ、そして 器用さが武器となっている。 元々右利きだが、かつての骨折で左手も同様に使える。 そのため、右利きの選手のシュートにもなんら問題はないの だ。 ☆オニール 「僕は右左どちらとか関係ないんだ」 「たとえ、相手がフェイクしてきても、僕にはもう片方の手がある」 「ニューヨークなんかもそうだったけど、相手は、いま、僕の手を 抑えつけようとしてくるけど、僕にはもう一方の手があるから・・」 オニールはすでに、インディアナレコードの184ブロックを塗り替え ようとしている。 オールスター以降、1試合平均4つのブロックショットを決めている。 ☆オニール 「僕はチームメートに全幅の信頼を得られるようにしなければいけ ない」 「ブロックショットの存在は、相手にとって非情にイヤなものだし、 相手の陣形が整わない状態で攻撃に移れるからね」 「インディアナが互いに助け合えるようになったら、プレーオフで どえらいチームになっていると思うよ」