○怪我はジョーンズの進行を妨害する 誰も気付かなかったが、マイアミとのプレーオフ 第4戦フレッド・ジョーンズは左肩でなにかが動く のを感じた。 彼は一回コートから出たが、、特に心配はないと思い、 すぐにプレーに復帰した。 しかし彼は理解していなかった。 彼のオフシーズンは手術とリハビリに追われた。 ☆ジョーンズ 「夏中そんなことに追われる自分に憤りを感じた」 「今年の夏は自分にとって重要な夏になると思って いたからね」 プレータイムが増えつつあったジョーンズにとって、 特にタイミングが悪かったといえるだろう。 しかし現在100パーセント近い状態で、シュート タッチの再改善を行っている。 ☆カーライル 「彼は去年からシュートタッチをなおしている」 「どんどん良くなってきているよ」 ジョーンズはシーズン序盤、1年目から課題の シュートタッチに苦しんだ。 しかし後半なにかにスイッチが入ったように彼は チームでもよりよい長距離シューターに変わって いた。 POのボストン戦では5−9の3P、マイアミ戦 では最初の2試合で3−4の3Pと高いアベレージ を記録した。 そしてその怪我により、全てが変わった。 残り2試合でたった3本。 デトロイト戦では最初の4試合で8本中1本しか入ら なかった。 それでも最後の2ゲームで9本中6本沈めてはいるが。 ジョーンズは7月13日に手術を行い、6週間腕を 動かせなかった。 さらにシュート練習を再開するまでに2週間を要した。 怪我、そして手術、リハビリによって、去年シュート がよくなったことによる自信は失われないだろう。 まだ、なにが失われたかはわからないかもしれないが、 とにかくその空白期間を埋めるために、頑張らなくて はならない。 ☆ジョーンズ 「怪我により、俺は元の状態にされてしまった」 「だから俺はより頑張って、それを取り戻さなくて はならない」 ジョーンズはより層が厚くなったバックコートの 中でそれを行っていかなくてはいけない。 レジー・ミラーがスターターとなり、ステファン・ ジャクソンが主なリザーブとなるだろう。 昨年と同じ平均18分のプレータイムを奪うのは 困難が予想される。 しかしそれでも彼の多才さと守備力は彼のプレータイ ムの減少を抑える力があるだろう。 去年もSFとしてプレーしているし、得点力のある 選手には彼の力が必要になる。 カーライルもリーグの危険なPGに対して彼を使う つもりであるといっている。 ☆カーライル 「アンソニー・ジョンソンも大きな選手だから、 SGにマッチアップさせて、フレッドがバロン・ デイビスやビラップスといった選手につかせるつもり である」 「彼はプレーするための方法を見つけ出してくれる だろう」 「彼は素晴らしい能力があるし、非常に賢い選手だし ね」 ☆ジョーンズ 「全てが今決まっていない状態である」 「これからどうなるかを確かめていかなくてはいけ ないだろう」 「俺にとって、去年がステップの第一歩だったと 思っているし、それを元にさらにステップアップして いかなくてはいけない」 「チームが勝つためにね」