ティンズリーはもはやインディアナに必要不可欠である カーライルはスターティングPGはティンズリーである という。 ☆カーライル 「ジャーメイン、ロンそしてレジーについて語るとき、 ティンズリーはキープレーヤーの1人である」 「彼にしばしばボールが回るからね」 「しかし、彼には他の多くの選手を上手くプレーさせる 能力もある」 「ウチのチームの多くの決定が彼によってなされる」 「そういった意味でも彼はキープレーヤーといえるよ」 ちょうど1年前のこのとき、ティンズリーはスターター ではなかった。 実際、彼はアンダーソン、ジョンソンに次いで3番目の PGという扱いだった。 過去2シーズンスターターを守り続けていた彼に とって、初めての経験だった。 ティンズリーは最初の30試合でたった4試合の出場 という屈辱的なものだった。 クリスマス後、体調を取り戻した彼は37試合連続 出場を果たした。 そのうちの28試合でスターター、最後の50試合で 43試合のスターターを務め、イースタンカンファレ ンスファイナルへの出場に貢献した。 オニールとティンズリーの怪我がなければ、結果は 異なっていたかもしれないとも思う。 ☆ティンズリー 「たらればはいえないけどね」 「去年と同じようなことをするのは難しいと思うけど、 昨年とメンバー的には変わらないので、今年もやれる と思う」 「チームは勝つためになんでもしなくてはいけない」 「健康でありつづけ、チームのために貢献しなくては いけない」 インディアナの成功はティンズリーにかかっている。 昨年の貢献で、カーライルはティンズリーがスターター なり、ジョンソンとギルがバックアップとコメントして いる。 ☆カーライル 「後半の活躍は素晴らしかった」 「とうとう真の姿を現してくれたと思う」 「プレーオフで勝ち進むのに重要な選手である」 「彼はいまいい状態であるし、オフも一生懸命トレー 二ングを重ねてくれた」 「それは彼の身体を見ればわかると思う」 「どんどんよくなっている」 過去2シーズンの色々な逆境との戦いは、彼が学習し、 活躍するのを支援した。 2003年3月24日に彼の母はガンで亡くなった。 ティンズリーは6試合欠場し、練習もしばらく休んだ。 彼の母レトリス・スミスには8人の子供が居たが、 いつもティンズリーを世話していた。 彼の不在はチームのケミストリーに大きな影響を及ぼ し、後半急速に勢いを失い、ボストンにプレーオフ であっさりと敗れた。 ティンズリーはいまだかつてない衝撃だったという。 ☆ティンズリー 「誰も母親の葬式の準備をあらかじめしてなんかいな い」 「しかし、同情はいらない」 「それに対処しなくてはいけなかったからね」 その後、よりよい状態でキャンプインしたにも関わ らず、彼はアンダーソンにスターターを奪われる という困難にも遭遇した。 ☆ティンズリー 「自分の人生の全てにおいてあらゆる困難に対峙してきた」 「ここでそういった経験を得ることにより、よりよい 人間に、そしてより強い人間になったと思う」 「でも、ここでプレーできるだけで、それに満足する つもりはない」 「プレーにおいてより進歩し、必要な選手として ここにとどまりたい」 「そのため、ここのチームにとどまるために、やる べきことをこなしていきたいんだ」