○フォスターは今シーズンシュートを打つだろう


ジェフフォスターはシュートを打つことができる。
それを覆す反対の証拠があるにも関わらず、彼はそれ
を信じている。


今シーズン、彼はそれを証明する機会を得るだろう。

オフェンスシステムの変更は、フォスターに中距離
シュートを打つ機会を増やすだろう。

それはフォスターが５年間望んでいたことである。

彼のスコアリング能力は、ジャーメインやアーテスト
へのディフェンスのプレッシャーを軽減するなど、
チームオフェンスに意義深い変革をもたらしうる
可能性がある。


☆フォスター
「チームの流れの中で、もし俺がオープンだったら、
カーライルに打つなと言われない限り、俺はシュート
を打つつもりだ」
「俺はその能力があると思うし、ずっとその練習を
してきた・・・５年間ね」
「俺がオープンのときは、カーライルも俺にゴーサイン
を出してくれるだろう」


フォスターのキャリアＦＧパーセンテージは４割７分。
ほとんどがダンクかチップショットである。

ＦＴは６割。

３Ｐは２９本打って、たった４本だけである。
もちろん大半がハーフウェーからのブザービータ
狙いのシュートであるが。

ちなみにプレーオフでは５本中２本の３Ｐを決めて
いる。


彼は高校時代いいシューターとして評価されており、
中距離シュートも打てたので、トライアングルオフェ
ンスの一角としてプレーしていたときがある。

大学時代も６４パーセントのＦＴ、そして３Ｐ試投
４本全てを沈めていた。


ドニー・ウォルシュは１９９９年ドラフト前のワーク
アウトで彼のシュートがよかったことを覚えている。

身体能力もあったこともあり、彼を獲得するために
２１位にトレードアップしようと周りを説得した。


☆フォスター
「いつもよく入っていたよ」


フォスターは、選手、そしてコーチ、そして役割が
絶えず変わるインディアナで３人のコーチのしたで
プレーしてきた。

２００１年ー０２シーズンにはスターターにもなった
が、ブラッドミラーの加入とともにベンチに戻ること
になった。


☆フォスター
「それ以来、 俺はいつもアウトサイドでのプレーを
要求されることはなかったね」



フォスターはインディアナでリバウンドと守備で高い
評価を受けている。

しかし先シーズンのプレーオフにはまた違った役割が
できることを示した。

マイアミ第５戦、２２得点１６リバウンド。

イースタンカンファレンスファイナルではＦＧ６割５分
、ＦＴ８割を記録した。


しかしながらデトロイトに対する作戦として、カーラ
イルは２度スターティングラインナップを変更し、
フォスターは最後の３試合ベンチから９分、そして１本
のシュートを打つにとどまった。


フォスターは安定したジャンプシュートを備えることで
未来のスターティングラインナップ変更をさせないこと
ができるだろう。


☆ラリー・バード
「ジェフはシュートを打とうとしていた」
「私は去年最後のミーティングで彼にこういった」
「もしシュートを打とうとしてなければ、プレーオフ
も同じ役割をこなすことができたろうにねと」


フォスターにとっては鶏卵のジレンマである。

彼はシュートを打てば打つほど、いいシュート力を
身につけられるだろう。


☆フォスター
「ショットクロックやブザービーターでしかシュート
を打てないのであれば、自分のシュートリズムを作る
のは難しいよね」


カーライルはインディアナのシーズンの成功は、
フォスターのジャンプショットによるものでは
ないだろうというが、オフェンスの流れの中で、
フォスターは自由にシュートを打って構わないと
いう。


☆カーライル
「もし彼がフリーの場合、私が彼になにかいうこと
は、決めなかったことについてであろう」
「コーチングスタッフにより、確かに進化している」
「私は引き続き彼のシュート力が成長してくれること
を祈るよ」


オニールもそう希望する一人だ。
もしフォスターのシュートが脅威になれば、ディフェ
ンスはフォスターにも注意を払わなくてはならない。

そうすれば、オニールはよりフリーになり、ゴール
下での接触も減ることになる。


☆オニール
「ジェフが引き続き頑張れば、彼はシュートができる
ようになると信じている」
「彼はシュートを打つのにためらいがあるみたいだが、
彼はできない訳ではないんだ」
「シュートは自信が大事なんだ」