○興奮した初舞台 デヴィットハリソンはタイムアウトの際に、自分の 初めてのNBAプレシーズンマッチにおいて、 自分のやったことを示す機会を得ていた。 ☆デヴィット・ハリソン 「出場している時間全てが楽しかった」 「ステファン・ジャクソンとオニールがこういった んだ」 「おい、顔を拭いて、その笑顔を隠せ」 「試合に出て、プレーしてこいよ」 「この瞬間を待っていたのさ」 これはインディアナの1巡目選手にとって、1つの プレシーズンマッチに過ぎなく、彼のNBAキャリア のほんの第一歩にすぎない。 しかし、それは彼がいかに夏の間にハードワークを こなしたかなどを示すものであった。 ハリソンは24分12点4リバウンド。 彼の得点10点は4Qの前半にあげたものだ。 ハリソンは回復のためにタイムアウトを必要とした が、酸素吸入することなく、4Q全てでプレーする ことができた。 ☆ハリソン 「疲れるほど興奮したよ」 「とにかくリズムよく、自分のペースでやろうと した」 ハリソンのコンディションは非常にいい。 彼の強さと技術があれば、ドラフト時に29位まで 順位が落ちる理由はなかったはずだ。 しかし彼の練習に対する態度などが疑問視され、 順位は大幅に落ちた。 インディアナはハリソンに疑いの目を持つ人間に 証明する以外の選択を与えなかった。 リック・カーライルはハリソンが一生懸命やると 誓った夜の写真をロッカー、オフィスなどに掲げた。 そしてさらにハリソンを夏中インディアナに留まらせ、 コーチやトレーナーとともに練習をさせた。 その練習により、彼の爆発力、そして自信をとりもど させた。 最初の試合の活躍は、練習の結果の一部にすぎない。 ☆カーライル 「彼が高いレベルでやれ、いいプレーを引き続き 続けられるかっていう疑問があると思うが、好不調の 波をどれだけ対応でき、どうやってプレーをしていく かというものがルーキーがプロでやっていけるかを 示す試験だと思う」 オマー・クックはハリソンの1試合の大活躍を 思い出させることができる。 彼も去年の最初の試合で大活躍したが、その後、 勢いを失い、カットされた。 ハリソンの契約内容と彼の体の大きさが同じことの 2の舞を起こすことはないだろう。 イーストは唯一シャックがハリソン以上の大きさと 重さを持ったセンターといっても過言でない。 ☆ハリソン 「俺はユニークなポジションにあるよね」 「俺はでかいから、誰も恐れる必要がない」 「ただ1人・・・彼を除いてね」 (といってジャーメインオニールの方を見た) オニールはハリソンの横から「いつも彼を削って いるよ」と話し、ハリソンは、「今日は(オニールが 怪我で不出場のために)されなかったけどね」と笑 った。 ハリソンは、コロラド大学でフィジカル面よりも 要求されたことがあるという。 彼曰く、900もの小さなことについて。 たとえばピックアンドロールに対するディフェンス など、より重要なもの以前のことについてたくさん 学んだという。 そして、それが生かされることを期待している。 ☆ハリソン 「俺は、自分自身を小さなピースで作られた家具の ような存在になれるよう思っている」 「全てのピースを持っているが、それを上手く組み 建てられる人間がいないと・・・」 「コーチは俺に指示を与えてくれるんだ」 ハリソンはウィルト・チェンバレンの伝記の中で、 ビックマンは最初ゆっくりと調整していくべきで あるということを読んだことがある。 彼はサイズに関して同じものを見るが、学習曲線は より高いものを目指している。 ☆ハリソン 「フィジカル面は神に与えられたものであると思っ ている」 「メンタルを強化できれば、よりプレータイムを 競うことができると思う」 このチームでプレータイムを稼ぐのは楽ではない だろう。 フォスター、オニール、ポラード。 去年までいた1巡目選手ブレゼッチは3シーズンで たった62試合平均2点にも及ばない成績に終わった。 しかし彼の最初の一歩は正しい方向に向かっている ことを示唆する。 彼の一番の問題であるやる気について問題は消えた といっていいだろう。 ☆カーライル 「6月後半の彼の個人のプレーは、今のプレーから は想像できない」 「彼はコートに誰もいない場合には、素早い動きができただけだった・・・」 「これが選手がよりよくなるやり方なんだよ」