○より大きな役割 オースチンクローシェアのプレシーズンの話をする 時であろう。 クローシェアがいかにオフに練習を重ねてきたか、 そしていかに彼がシーズンでのプレータイムの増加を 望んでいたかはみな十分に理解してるだろう。 もしかすると、その望みがかなうかもしれない。 ハリントンがアトランタに行き、チームのフロント コートのローテーションに穴ができた。 クローシェアはプレータイムを稼ぐ最大のチャンスを 得たといえる。 ☆クローシェア 「アルが抜けて多くのプレータイムが中に浮いている」 「もちろんそれを狙いにいくよ」 「チームがどういう方向性にいくかにもよるけどね」 ハリントンはSF、PFとして平均31分プレーして いた。 SG、SFでプレーすることの多いステファンジャク ソンが代わりにきたが、大きな選手と相対するPFの プレータイムはあまりがあるといえよう。 ☆カーライル 「彼がその穴を埋める選手ということは理解している」 「彼もそのことを理解しているだろう」 クローシェアは去年77試合出場で平均14分5点3R という成績だった。 彼の3Pアベレージは38,9パーセントとレジーの 次に高い数字だった。 相手ディフェンスを外に広げるためにカーライルは、 イースタンカンファレンスファイナル第4戦に クローシェアをスターターとして使った。 彼は3つの3Pで14点と活躍し、チームの勝利に 貢献した。 第5戦は封じられ、6戦は出場機会すらなかった。 ☆カーライル 「彼のポジションはシューティングパワーフォワード として考えている」 「3Pも打てるし、センターとしてもプレーできる」 「攻撃面で相手にマッチアップで混乱をきたすことが できる選手である」 チャンスが来ることを理解し、クローシェアは夏の 練習内容を変えた。 毎年のロスでキャンプまでトレーニングを重ねていた が、今年は1ヶ月前からコンセコでより色々な練習を こなすためにインディアナ入りした。 ☆クローシェア 「いつも楽観的に考えている」 「毎年いい夏を迎えていたと思っている」 「たとえその年出場機会があまりなかったとしてもね」 「今年の夏は、コーチと色々考えを共有できたから 素晴らしいものになったと思う」 「コーチたちは俺がなにができるのかわかってくれた と思うし、俺も彼らがなにを期待しているのかが少し わかったと思っている」 「俺は彼らが思っている以上に貢献したい」 「もちろん全選手の思いだろうけどね」 プレシーズン開幕戦オニールが欠場したために、 クローシェアはPFのスターターとして出場した が、3本中0本とシュートは苦しんだが、代わりに 7Rと貢献した。 ドリブルでも得点のとれるクローシェアはミドルレンジ からのプレーも練習した。 ミラーがよくやるスリーとみせかけてのフェイクで インサイドに少し切れ込んでの15から18フィート のシュートを決めたいとも思っている。 ☆クローシェア 「コーチたちは俺がなにをすべきかということについて 非常によく考えてくれた」 「3Pシュートを打とうとするときに相手はみんな 俺の方へ向かって飛んでくる」 「そこで俺がワンドリブル入れた後のシュートを 決める」 「それらは俺の外からのシュートにおいて、より 多くのスペースを与えてくれることになると思う」 クローシェアがその役割をできるようになると、 彼はどんな役割でも得点を取れるようになる。 カーライルはクローシェアの能力を信頼しており、 必要な場面で貢献してくれると思っている。 ☆カーライル 「彼はプレータイムが少なかろうが、多かろうが、 貢献してくれる稀な選手である」 「今シーズン、もしかするともう少し彼にチームを 助けてもらう場面が増えるかもしれないね」