○ポラードは静かに存在を示す ポラードがインディアナに加入したとき、彼への 期待は大きかった。 ブラッド・ミラーの離脱、そしてチームの中に新しい 血を入れることで色々議論があったが、ポラードは インディアナでスターターとして貢献してくれると 思われていた。 しかし、色々な理由でその計画は崩れた。 昨年の成績はポラードのキャリアの中で最低の結果に 終わった。 今年、ポラードはまったく異なる動きをしている。 早々に身体を作り、インディアナに必要な得点のとれる バックアップセンターになれそうな雰囲気を漂わせて いる。 ☆ポラード 「フォスターが昨年本当に素晴らしい活躍をした」 「彼自身覚醒した年でもある」 「俺は、今年ローテーションに加わり、チームに貢献 できるようにしたい」 「スターターになれればそれはそれで素晴らしいこと だけどね」 「昨年はスターターを期待されて、やや利己的になって いた気がする」 「このリーグで成功したのは、自分ができることを やるということだった」 「インサイドで頑張ることが俺の仕事なのさ」 「ジェフと俺で、スターターとしてチームにより貢献 できる方がスターターになり、セカンドグループでより 貢献できる方がリザーバーになればいいと思う」 「ジェフがスターターで、俺がサブとしてやって、チーム が勝てるのであれば、それは俺にとってもいいことだと 思ってる」 3試合のプレシーズンマッチで、ポラードはチーム トップの平均7、7Rを獲得している。 平均17分でその数字であることを考えると、いかに 印象的な数字であるかわかるだろう。 尻痛でミネソタ戦を欠場したフォスターの代わりに スターターとして出場したポラードは7得点11Rと 活躍した。 リック・カーライルもポラードのアグレッシブなプレーに 信用をおいている。 カーライルはポラードのことを色々な面で重要な選手に なるだろうとコメントしている。 ポラードは今期非常に上手くいっているという。 オフェンスシステムの変更、そして周りも彼のプレー スタイルを理解しはじめているからだ。 さらに体重もオフに絞れたことも好調の原因だろう。 ☆ポラード 「今のオフェンスシステムは俺にも慣れたものなので 非常にいい感じなんだ」 「ただリング下にいるよりも、色々なところに動き、 インサイドに切れ込んだりもできるからね」 「俺はインサイドへの切れ込みと、リング下でのハッスル プレーで活躍していた」 「できれば去年よりも活躍し、満足するぐらいコートで プレーしたいね」 ポラードが言及する活躍していた頃というのは、そんな 昔のことではない」 「2001年ー02年シーズン彼は平均6点7Rを あげ、29試合でサクラメントのスターターを務めた。 その前のシーズンでは開幕8試合で平均14点12R だったりもした。 ただその頃はまだ29歳と若く、怪我の不安もない時代 だった。 ☆カーライル 「システムがよりなじむということは非常に意味のある ことだと思う」 「我々は少し変更を加えた」 「それにより彼がより攻撃面で貢献できるようになると 思っている」 「彼がよりよい選手であることは理解している」 「去年、彼にとって厳しい状況だった」 「特にトレード後なのにスタートセンターとしてみんなが 期待していたからね」 「結果としてフォスターにスターターを奪われたが、 ポラードのロッカールームでの存在は非常に大きなもの だったといえる」 「彼は周りのお手本として、プレータイムがないときで も周りにいい影響を与えていたと思う」 「練習を重ね、いつでも準備できているよう若手にも 指導し、それを自ら実践していた」 ☆ポラード 「俺はよくなるよ」 「みんなが俺のプレーを理解してくれているし、コーチ も理解してくれている」 「あとは自分自身やれることをやって自分らしいプレー をするだけだね」