○大きな可能性 インディアナのFA選手ジョン・エドワーズについて 語るとき、しばしば「大器晩成型」という言葉が持ち いられる。 高校、大学でプレーしたが、プロになるような複雑な バスケを学んだ訳ではない。 ☆エドワーズ 「正直いえば、俺は高校1年の時にプレーしたのは2軍 チームだった」 「2年になり、6分から8分ぐらいプレータイムを もらえるようになった」 「1年から2年の間が俺の一番の成長だったぐらいだ から、その後もそんなのびた気はしないんだけどね」 エドワーズにとってラッキーなことに、NBAにおいて 過去の実績は問われない。 彼はいまやインディアナのロースタースポットを争う 選手の1人である。 先日のデンバー戦では25分5点3R。 元ケント州立大学のスター選手はNBAが求める一つの ものを持っている。 身体のサイズだ。 ☆カーライル 「その点で、彼はNBAのロースターになりえるよ」 「7フッターだし、身体能力もあり、リングの下で 勝負できる」 「ブロックショットも持っているし、頑張り屋でもある」 「プレーを始めるのが遅かったに過ぎない」 「彼は可能性を持った選手であると思う」 「あとは環境だけだ」 「彼は本当にいい奴だし、練習熱心だからね」 エドワーズには今チャンスがあるといえる。 フォスター、ハリソンの2人が怪我しており、ポラード 1人がその他のセンタープレーヤーといえる。 エドワーズはミネソタ戦で堅実な働きをみせた。 チームハイタイの6R、そして4ポイント1BSを 19分でたたきだした。 4つのファールを犯しはしたが、すべてブロックショット にいってでのものだった。 ☆エドワーズ 「それが俺のプレースタイルなんだ」 「今のように大きな選手でなかったときもそういった プレーをしていた」 「今まで全てのコーチ達にそうしろといわれつづけて きた」 「アグレッシブに、ペイント内で色々なプレーを心 がけてきたんだ」 そういったアドバイスに従うことで、エドワーズは 進化してきた。 1年次は3試合しかスターターになれなかったが、年長 になると、オールミッドアメリカンに選ばれた。 リーグ最高の81BSをたたき出し、13点7Rという 結果を出した。 メル・ダニエルズは大学4年次の彼のプレーを見て おり、彼がもう1年大学でプレーしていれば、1巡目 で消える選手になっていただろうと確信している。 ☆ダニエルズ 「ユタのアンドリュー・ボグトを除けば、ほかに彼の ような選手はいない」 「彼の大きさがありながら、身体能力もあり、技術レベ ルも高いんだからね」 「去年、彼はかなりいいプレーをしていたが、まだ プレーが若い」 「身体の効果的な使い方などを学ぶ必要があるだろうね」 ダニエルズとカーライルは組織的なバスケをあまり やっていないことについて、いい点も悪い点もある と感じている。 高い選手にありがちな高さに頼ったプレーばかりを 行っていなかった点などいい点もあるが、プレーする ことによって学ぶ作戦などの点に欠けているという。 ☆ダニエルズ 「もし彼がいわれることを聞き、進化を続けれるのであれ ば、ダイヤの原石になるかもしれない」 「彼は賢いし、本当によく人の言うことを聞く」 「ましてや彼には身体的な能力が備わっているからね」 ☆エドワーズ 「インディアナに残れるかどうかは俺が決めることじゃ ない」 「今やれることは練習して、次の試合に備えることだけ さ」