○NO1PGとしてキャンプ入り 昨年、ティンズリーは層の厚くなったPGの中で、 長く不満の残るトレーニングキャンプになっただろう。 しかし年が変わり、今年はそうではない。 今のティンズリーはラリーバードが次期オールスター 候補と呼ぶぐらいスターターを確固たるものにして いる。 ☆カーライル 「1年前と、チーム状況も彼の状況も違う」 「彼は去年1年で自分の存在を示した」 「リーダーシップ能力があることをね」 カーライルのコメントからも去年と今年のティンズリーの 扱いの違いが伺われる。 昨年、カーライルは派手なティンズリーのスタイルが 不安定であるとして、アンダーソンとジョンソンを ローテーションにし、ティンズリーはそこから外れた。 2シーズンスターターであったかれにとって、難しい 調整であったかもしれないが、彼はチャンスを待ちつづ けた。 ☆ティンズリー 「去年スターターの仕事になると思っていた」 「しかしその思いと違っていた」 「でも、それを自分でコントロールすることはできない ので、とにかくチームを勇気づけて、チームが勝てれば と思っていた」 インディアナは勝ち続けていたが、12月にアンダーソン が怪我で消えると、ティンズリーにチャンスが回って きた。 インディアナは彼のエネルギッシュでアップテンポな ゲームメークにひっぱられた。 彼はカーライルのオフェンスを上手くまわし、さらに 香辛料のように彼の能力がチームに一味を加えた。 そうして、彼はバックアップからチームの主力として インディアナのイースタンカンファレンスファイナル 進出に貢献した。 ☆カーライル 「去年の後半、彼はNBAのスターターレベルのPG として大きな仕事をやってくれた」 デトロイトとのカンファレンスファイナルで、ティンズリ ーが左の膝腱およびでん部の怪我でダメになったとき、 インディアナは勝利の機会をほとんど失ったといっても いい状態だった。 ☆カーライル 「ジャーメイン、ロン、レジーと同様に彼は重要な選手 の1人である」 「彼にしばしばボールがまわるからね」 「彼にはチームを上手く動かす能力がある」 「なんといってもチームの多くの決定を彼を通して なされるのだからなおさらさ」 ティンズリーはその責任を理解している。 夏の間、彼はコンディションを高めた。 ☆カーライル 「今はいい状態にあるみたいだ」 「練習をかなりしていたみたいだね」 「それは彼の身体を見ればわかるよ」 「そして彼がこれから行うプレーをみればね」 バードはティンズリーがアーテスト、ジャーメインに 続いて、オールスターに仲間入りできる日は遠くない だろうという。 ☆ティンズリー 「バードのような人間にそんなことをいってもらえて うれしいね」 つまるところ、チームの浮沈はティンズリーによる ところがあるだろうと思われる。 ☆カーライル 「PGは彼の仕事である」 「彼がそれを失う可能性は低いと思う」 「彼は十分に成熟しつつあるよ」