○活躍の準備 2002年のドラフトの夜、インディアナがフレッド・ジョーンズ を指名したことは、多くのNBAファンを呆然とさせた。 すぐに、多くの人間がドラフト2巡目が相応しいといわれるF ジョーンズの上位指名に疑問を投げかけた。 そして元インディアナHCアイザイアトーマスに、カリーム・ ラッシュやタイサウン・プリンスといった選手を指名しなかった ことに対する批評が出た。 ジョーンズ自体も驚きを認めた。 ☆Fジョーンズ 「まさかインディアナが俺を指名するなんて思ってもみなかった」 「他のみんなと同じ驚きだったよ」 「でも、そうしてくれたことが嬉しかった」 アイザイアが正しかった。 たった19試合しかルーキーシーズンはプレーしなかったが、 彼は多才な選手として3年目のシーズンに突入しようとして いる。 ジョーンズは81試合出場し、平均5点2A1Rという成績 だったが、守備力のある選手として評価をあげた。 ジョーンズは3つのポジションができる。 PG、SG、SF。 彼の外でのディフェンス力はアーテストにも匹敵するといわれる。 ☆ウォルシュ 「フレディーは全ての面でよりよくなっている」 「彼はすでに平均以上の選手である」 「守備力があるし、相手によってはアーテスト以上の働きが できる場合もある」 「彼は速攻で走ることもできるし、ドライブ、パスもできる」 レジーミラーが骨折し、6週間から8週間の欠場が決まった後、 ジョーンズは第3のガードから重要なバックアップ係となるだろう。 アンソニージョンソンも怪我で欠場が濃厚なだけに、ジョーンズは PGとしても働くことになるだろう。 ☆ジョーンズ 「我々は出場し、やるべきことをして勝たなくてはいけない」 「やることは同じさ」 ジョーンズは十分やれる自信がある。 肩の手術から復帰したばかりだが、きっちり調整してきた。 素晴らしいシェイプでトレーニングキャンプを迎えた。 プレシーズンのシュートアベレージこそ36パーセントと低かった が、アシスト能力の高さは明白だった。 ジョーンズよりアシストが多かったのはティンズリーだけであり、 ジョーンズは21のアシストを決めた。 ☆カーライル 「選手の全ての長所を生かしていかなくてはいけない」 「彼はPGとして守備もできるだろうし、攻撃面でもミスマッチを 誘える大きさがある」 ジョーンズはリーグでやっていける自信を持っている。 先週インディアナは2005−2006年シーズンの契約延長を 発表した。 ☆ジョーンズ 「1年目はプレーできるかどうかもわからないぐらい苦しかった」 「どん底から、一生懸命やり、段々と自分のプレータイムが増えて きた」 『日々自信がついてきている」 ウォルシュは、他の人間同様にジョーンズの成長に驚いている。 ☆ウォルシュ 「私はアイザイアの功績を認めなくてはいけないね」 「フレディーは元々肩に怪我を持っていて、シカゴのプレドラフト ワークアウトで彼を見たときも正直あまりいいプレーをしていな かった」 「でも、アイザイアは違った」 「アイザイアがその時言ったことは正しかったよ」 「アイザイアは『彼は素晴らしい身体能力があり、今すぐにでも プレーができるだろうが、それ以上に彼には素晴らしい将来性が あると思う』といっていたよ」